ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

夫婦について考える(その2)

2007年04月10日 | 日記
家でゴロゴロしているお父さんが、今日はとても
テキパキとしています。練習場の受付の方とも顔
なじみなのか、気安く挨拶し、
「今日は女房も一緒なんだよ。はじめてだから、
どっか邪魔にならない打席をとってよ。」
と少し気恥ずかしそうです。

練習場の責任者らしい人が、
「奥様ですか、これは失礼しました。いつも○○
さんにはお世話になっています。じゃあ、今日
はレッスンが休みですから、二階はどうですか。
まだ一人しかいませんから、ゆっくり練習してく
ださいね。」
と丁重に迎えてくれ、旦那もゴルフバッグを運ん
でくれ、ちょっとしたゲスト気分を味わったので
した。

練習場の二階打席は、ゆったりとしていました。
見渡すと、30、50、100の大きな数字が置
いてあり、一番奥のネットには150というプレ
ート板がかかっていました。
「おい、体ほぐしておけよ。」
と旦那は言い残して、ボールをとりに行きました。

打席のゴムマットの上でお母さんは背筋を伸ばしな
がら、
「運動するなんて学生時代いらいだわ、バレー部で
一緒だった、ミー子とヨッちゃんどうしているかし
ら」
などと青春時代の思い出の一コマが頭をよぎったの
でございます。深呼吸した練習場の空気がおいしく
感じられたお母さんでありました。

「ぼちぼちやるぞ。」
とぶっきらぼうな言い方でお父さんは、お母さんを
うながしました。
手をクラブに添えて、なんだかややこしい握り方を
しろというのでした。野球のバットの握り方とまっ
たく異なります。
こんな窮屈なかっこうで、ゴルフってやってるの?
テレビで見るゴルフと違うのかしら、とお母さんは
思いました。

お母さんは、お父さんに見守ってもらいながら、も
くもくとボールを打ちました。
「そんなにキツク握るんじゃない」
とお父さんは言いますが、手の平はすぐ痛くなり、
紅くなっています。
でもお父さんが、
「同期の山田くんの奥さん、ゴルフのハンデ20に
なって、みんなの人気ものだよ。」
と言っていたことを想いだし、ムラムラと闘志を沸
き立たせたのでありました。

このあと、お母さんの闘志とは裏はらに、夫婦の
危機を迎えることになったのであります。
いかしてそのようなことになったのでありましょうか。
それは、あしたのコ・コ・ロだ!
コメント
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