「残業ゼロ」の人生力吉越 浩一郎日本能率協会マネジメント 出版情報事業このアイテムの詳細を見る |
昨日書いた吉越さんの本の新刊だ。吉越さんはトリンプの社長を退任されて、いま講演や執筆などの仕事を中心になさっているようだが、この本のテーマはズバリ定年後である。フリーランスになった僕にとってもはや定年はないんだが、引退はあるだろう。
サラリーマンにとっての定年は、余生になってしまいがちだが、定年後の暮らしこそが、実りの季節、収穫の季節であり、ハッピーなリタイヤメントであるべきだと説く。それには、働いているときから残業を避け、夜の三時間を本生(吉越氏は定年後の人生を余生ではなくほんなまと呼ぶ)のために投資すべきである、それは主に、本生を一緒に過ごす妻や家族との会話である、という。もっともな話。そして日本の労働者にもバカンスは必要で一年に一回、二週間以上の休暇を取るべきと提唱。それはほんとうにやりたいよな。
一番参考になった話は仕事はゲームであって、ハマりやすいがはまってはいけない、定年とはゲームオーバーであるという比喩。だが、これは本当だろうか、ライフタイムミッションを仕事と考えた場合には、終わりはないのではないだろうか。お金をさせぐ効率のいい方法が仕事だとすれば、確かに目標を達成すれば、ゲームオーバーでいいと思うが。
あと、効率的な仕事の方法が、本書にも書いてあって、残業を日本で無くすべき、有給休暇は風は病気の時に使うべきものではない、という話、そして効率的に仕事をする時の吉越さんのキーワードはTTPそれはなんと(徹底的にパクる)ということなど。そして本生を楽しむためにも、体力を持った健康体が重要で、それを仕事で削ってしまっては元も子もない、人生のバランスシートはマイナスになるというお話。
いろいろ勉強になった本でした。
会社員でない分だけ、ワークスタイルは自由にできるわけだから、最適な働き方と人生の楽しみ方を吟味したいと思う今日この頃でございました。
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