ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

『すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる』を読んだ。面白かった。

2008年06月28日 12時39分31秒 | レバレッジリーディング
すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
大橋 禅太郎
大和書房

このアイテムの詳細を見る


コーチングとか、ファシリテーターとか最近流行っているけど、この本は、会社やチーム、グループ、つまり会議で集まるような人数のグループに対してファシリーズテーションをするという面白いものだった。

たとえばまず会議の前に一人一人が最近うまくいったことを話す、とか。
会議の目的をまず全員で確認するとか。
発言の前に紙に書いてから発表するとか。

これは実際に定式化されたメソッドがあるようなので、まずはそのメソッド通りに会議をしてみるべきだという。


なるほど面白そうだ。一回やってみよう。


すごい会議のやりかた

最初の質問→いま、うまくいっていることはなにか?
(イケル感じのムードを作る)

●質問
達成したいことは何か
→まずは自分の経営の意志を作る

●質問
誰を会議に呼ぶか
→ドリームチームを作る

●質問
いま直面している問題は何か
→「どのようにすれば」の形に置き換えてみよう

●質問
言えない問題は何か
→タブーを破れ

●質問
貴方自身のひどい真実とは何か
→実はキャラクター

●質問
これから6~12ヶ月で
このチームが達成する成果は何か
→いままでのやり方でできる目標は、目標とは呼ばない

●質問
戦略的フォーカスを達成するのに
必要不可欠な担当分野は何か
→期待を合意する

●質問
それぞれの担当者が、いつまでに何を達成すれば
戦略的フォーカスが確実に達成されるのか
→コミットメントリストを作る

●質問
いまから一ヶ月以内に、自分の起こす一番大きなインパクトはなにか?
→人はチャレンジされたがっている



ブルーノーツを聴いて感謝で涙が溢れた。僕はどれだけ多くの人に、音楽的に育てられてきたのだろうかと。

2008年06月28日 10時51分25秒 | CD&コンサートレビュー
このまえ浜松をベースに活動するビックバンドの原田さんにプロ/アマチュアに関しての考え方で、一喝されたことを書いた。心に響く一言だった。その原田さんが、我がトランペットの師匠原朋直(http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94)さんをソリストに迎えて制作したブルーノーツhttp://bluenotes.web.infoseek.co.jp/のCDを送ってくれた。

それにしてもブルーノーツのCDは本当に素晴らしいCDだ。(ブルーノーツのホームページにあります。試聴も可能http://bluenotes.web.infoseek.co.jp/
原田さんのおっしゃった、アマチュア/プロの境界なんてない、音楽的に充実した、しかも最先端の音楽を作るという意気込みに溢れたCDだった。こんな素晴らしいミュージシャン、こんな素晴らしいバンドリーダーがいいたバンドにほんのわずかだが高校時代参加できたことは僕の誇りであり、その後の僕の音楽人生にいかに多大な影響を受けたのかが、いまさらながら、よくわかる。
ある意味、フルタイムのミュージシャンよりもピュアで先鋭的な活動ができるのはアマチュア否、生活の糧を音楽以外からも得ているパートタイムのミュージシャンのメリットであって、その良さが十二分に出ている。しかもアマチュア(音楽は趣味ですから!)という甘えは一切無い。
僕が日経のオヤジバンドコンテストに大いなる違和感を感じていた理由が、数ヶ月越しでやっと明確になった。その話はこちらに→http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/e/69ebde3c4abdf4f1e8cb2b6f50120d9b


このCDに納められた最後の曲、スイス組曲は特に素晴らしい。しかもこの曲は僕が高校時代、まだブルーノーツに入れてもらう前、だから多分高校2年の頃(1978年ぐらいか)に浜松市民会館でのブルーノーツのリサイタルで演奏したテイクを、でっかいラジカセ(当時レコーディングウォークマンなどなかったのだ)を持ち込んで、現場で録音したカセットで、何十回も聞いた。何百回かもしれない。その時はデビュー前の本多俊之が、恐らく楽屋であまりの演奏の素晴らしさにソプラノサックスで飛び入りした演奏だった。思わずこの曲を、今日、明け方に仕事をしながら聴いていて、つい泣いてしまった。それは懐かしさだけでなく、このバンドから教えられたモノが以下に大切だったかを思いだし、その感謝の気持ちが心からあふれ出たからだ。

この曲にはブルーノーツの素晴らしさが凝縮されている、ビックバンドがフリージャズに雪崩れ込むスリリングさ、その快感は今でも忘れない。こんなビックバンドは、プロをふくめそうそうないのではないか。45年の人生でたくさんのビックバンドを見てきた(今日も10個ぐらいみるよ取材で)が、ブルーノーツを知っているせいか、あのNo Name Horsesですら、脱帽するほど見事だと思うことはなかった。最初に見たビックバンドが素晴らしすぎたのだ。

ブルーノーツの原田さんをはじめ、僕はどれだけ素晴らしい人々に育まれ、幸福な音楽人生を送ってきたのだろうか。信じがたいほどだ。浜松にいたときだけで考えても。中学・高校時代にいっしょにラッパを吹いた仲間たち。花島。垣野内、平野。宮野、金子。斉田。バイオリンのトッププロになった森下幸路。中学・高校でともにギターを弾いた仲間たち。太田、西岡。江間。水野。その後ともにバンドでプロになった、青柳、佐藤。ギターを買ったときに家まで呼んでくれて丁寧にギターを教えてくれた東海楽器(キャッツアイ)の福島さん。浜松のロックバンドの方々、イザベラ。田中さん、石野さん、青山バンド、青山さん。WAWミュージックの渡辺さん、袴田さん。江間。ジャズ喫茶のタイム。その悪いオヤジ。So many guys and girls。本当に幸運で、多くの人に育まれた音楽人生だ。東京に来てからはとても書ききれない(今度書こう)その全ての素晴らしいミュージシャンのみなさんに、僕はどれだけ感謝しても感謝しきれない。

すべての方に、ありがとう。