ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

浜松ジャズウイークのアマチュアに驚愕、浜松はラッパ王国なのか?

2008年06月15日 11時09分13秒 | CD&コンサートレビュー
先週末、今週末と浜松ジャズウイーク関連の仕事で浜松に来ている。間で東京に戻り仕事をしていたので、一週間で二往復だ。

さて、まず先週見たのが、地元のアマチュアジャズバンドを集めた「ハママツ・ジャズ・ストリート」。女子高生から、大学生、社会人のビックバンドがどんどん出てくるわけだが、これが上手くて驚く。





俺は演奏家としてはアマチュアだけどさ、聞き手としてはプロの域にあると自負しているわけだが、これはウマイよ。ベンチマークとしてちょうどいいと思ったのが、その日ゲスト出演していた東京都の職員によるビックバンドだ。
東京都の職員って言うのはかなりの人数だろうし、もうしわけないが公務員なので時間もあるのでは。そのビックバンドとなれば、ま、アマチュアとしてはかなりウマイ部類になるだろう。が、その日の浜松のバンドたちは、ほとんど実力としては互していた。



写真でみてもわかるように、実に普通のオトーサンたちなんだが、とにかくしっかりとした演奏技術でアンサンブルもいい。さらにいえば安手のプロにありがちな、ハッタリなんかも全然無い、ケレンミの無い誠実な演奏だ。正直言って、ちょっと感動した。浜松は僕の故郷なので、そのひいき目があると仰る方もいるだろうが、繰り返すけど、僕は耳だけはプログレードなのでね。センチメンタルなバリューで、評価を変えたりはしないつもりだ。



浜松祭りで1つの町内で20本以上の小学生のラッパ隊がいるのを見て、ここはラッパ王国かと思ったが、ほんとだな。こうなると「俺って音楽できるからさ」なんて気持ちで浜松の街を歩いていると、とんでもない目に遭う。バスにのれば、この運転手はバリサクかベースの名手かもしれないと気になる、ドーナッツ屋のカウンターで、オッサンがBGMにあわせてリズムをとっているなら、それは凄腕ドラマーかもしれない。馬鹿話して歩いているオヤジは、ひょっとしてリードトランペッター、屈託無くわらってるカワイイ女子高生はブレッカーも真っ青のハードなアドリブを聞かせるテナーサキソフォニストかもしれない。



さて、上の写真は、僕の知り合いもたくさんいるバイオレットブラスであって、彼らはビックバンドというよりは、にぎやかなブラスロックバンド。真っ赤に燃える、太陽だから~、という感じで恋の季節もぶちかます楽しいバンド。おれも浜松に帰ったら入れてもらおう。後輩たちがガンガン音楽活動を続けているのは嬉しい話で、ぜひ頑張ってもらいたいところ。俺も負けずに頑張るぜー。

No Name Horses
NO NAME HORSES,Samuel M. Lewis,小曽根真,中川英二郎,三木俊雄,エリック宮城
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る


NO NAME HORSES選曲 ビッグ・バンド・ベスト
オムニバス,マーシー・ルーツ,ザ・シンガーズ・アンリミテッド,クインシー・ジョーンズ,クラーク=ボラン・ビッグ・バンド,レイ・ブラウン,ケニー・バレル,ギル・エヴァンス,オリヴァー・ネルソン,カウント・ベイシー,ディジー・ガレスピー
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る


恋の季節/涙の季節/星空のロマンス
ピンキーとキラーズ,岩谷時子,いずみたく
キング

このアイテムの詳細を見る