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kan-haruの日記

イベント 横浜・開国博Y150 これまで見た博覧会と比較して見る(その3)

2009年10月15日 | イベント
kan-haru blog 2009

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横浜・開国博Y150
横浜・博覧会の正式名称は「開国・開発Y150」で、愛称が「開国博Y150」と呼ばれ、開催は横浜開港150周年を記念し財団法人横浜開港150周年協会の主催で、2009年4月28日から9月27日までの期間で、テーマには「出航」を掲げてベイサイトエリア、ヒルサイトエリアとマザーポートエリア(無料)の3つのゾーンで開催されました。
開催の来場者は、不況や新型インフルエンザなどに見舞われて出足が鈍い中の開催なので、これまで見た他の博覧会との違いを比べるため、閉会間際のシルバーウイークの9月21日にベイサイトエリアに行って来ました。

 横浜博Y150ベイサイドエリア会場地図

博覧会の見学は連休最中のことであり、いままでの他の博覧会の混雑の体験から、見学時間を意識してベイサイトエリアの一部に限定して先ずは赤レンガ会場に直通し、見学にかかる時間を計りながら会場を見て廻る予定でいました。

 博覧会チケットホルダー

会場のベイサイトエリアの赤レンガ会場には、京浜急行横浜駅で乗り換えてJR桜木町駅から、それほどの待ちもなく市営の路線バスが来たので赤レンガ倉庫まで行きましたが、連休中ため道路混雑で通常の倍以上の時間がかかりました。赤レンガ倉庫行きの周遊バスもありましたが、先に来た車に乗ったのが失敗でしたが後の祭りです。それにしても、博覧会に行く人数も少なく、そのため会場間の直結のアクセス交通のサービスもありませんでした。

 横浜博ベイサイトチケット

Y150トゥモローパーク会場
バスの終点の赤レンガ倉庫を降りると目の前は、Y150トゥモローパーク(新港地7街区 地図②)で、車から降りた観客が吸い込まれている入口から入場しますと、トゥモローパークステージではジャズの演奏をしていました。会場の未来シアター「BATON」では、岩井俊二脚本、北村龍平監督のSFファンタジーアニメーションを1時間に2回上映しており、丁度前の回の上映が開始された直後で、次の回の入場者の列がまだ少なかったので後尾に並びました。次の上映まで30分も待たないで見られることで、これまでの博覧会見学ではあり得ませんでした。それでも、上映開始時までにはほぼ1回入場分の観客が並びましたが、大型連休でこの状態です。
上映のアニメーションは第1章から第3章に分けた物語を、博覧会の開催期間を3回に分割して上映する方式で、今回は第3章の上映で初めての人には物語の途中からなので判りませんので空いていたのです。また、3回とも全て見に来た人はかなり少ないのではと思われます。
なお、この会場には、アースバルーン「HOME」があり、直径約20mのバルーンの球面に地球環境をテーマにしたCG映像を、夜間には4回の上映(5分間)がされますが、昼間には真っ白いアドバルーンが見られるだけで、興味なしです。昼間の映写は望みませんが、なにかの飾り付け位はあってもよいのではと思いました。

 Y150トゥモローパーク会場での見るものはこれだけ(左:BATON会場、中:トゥモローパークステージでのジャズ演奏、右:昼間は所在のないアースバルーン) 

赤レンガ会場
赤レンガ会場(地図④)は入場無料で大変混雑しており、開国・開港の街で国際交流をテーマに開設した展示・物販・飲食の展開の他、博覧会のマスコット商品の販売などが行われていました。
赤レンガ倉庫は初めて行きましたので、倉庫内を見学した後にレストランで行列待ちして遅い昼食を採りました。

 赤レンガ倉庫会場風景(左:赤レンガ倉庫、中:赤レンガ内ショッピング店、右:赤レンガ倉庫から見た博覧会会場)

NISSAN Y150ドリームフロント & スーパーハイビジョンシアター会場
午後はNISSAN Y150ドリームフロント & スーパーハイビジョンシアター(新港ふ頭 地図③)でのNHKが開発の立体音響による映像(9分30秒映写)を見たいと思い、スーパーハイビジョンシアターのある会場前に行くと大勢の行列が見え、待ち時間90分とありましたので諦めて、横浜博の売り物の巨大クモを見ようとY150はじまりの森会場へと向かいました。

Y150はじまりの森会場
Y150はじまりも森(新港地区8街区 地図①)会場では、「横浜ものがたり」パビリオンがあり黒船来航の開国・開港時代の展示や横浜150年の歴史の映像やセットの展示などををさっと見て、次に「ENEOS未来のエネルギー館」のエネルギー資源と地球環境に関しての新日本石油の取組みの展示も軽く見ました。

 横浜ものがたりパビリオン(左:横浜ものがたりパビリオン入口、中・右:横浜物語展示会場)

最後の見物は、会場の奥で展開する高さ12mの巨大クモを、フランス・ナントの「ラ・マシン」アート劇団によるメインイベント(1日5回公開)を期待を持っての見学です。

 巨大クモのイベント1(:巨大クモのマシン、:フランス・ナントの「ラ・マシン」アート劇団メンバー)

クモから吐き出す多量の水の噴霧を、観客に浴びせかけての演技は過去に無かったショーで、横浜博での唯一の見ものでした。

 水の噴霧を見物人に浴びせかける巨大クモ(写真拡大)

横浜・開国博Y150の開催が済んで公表された入場者数は、目標の有料入場者500万人に対して、123万9325人で、無料会場を含めると716万6300人でした。この数は目標の4分の1以下であり、これまで見た過去の博覧会と比較すると、参加パビリオンが少なくテーマの掲げた「出航」に結び付く印象のものが殆ど見当たらず、博覧会で残ったのものがイベントの巨大クモだけでは何か寂しい感じでした。

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