kan-haru blog 2011 地図展 In おおた展示会場
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地図展を見学中に市場最大の地震に襲われる
東北・太平洋沿岸地震に見舞われた3月11日には、大田区の産業プラザPIO(大田区南蒲田1)で、「第2回試作市場2011」と「『地図展 In おおた』~空から見た国際都市大田~」が開催されましたので見に行きました。

地図展inおおたポスター
14時半頃に「第2回試作市場」の展示を見終わり、2階の小展示ホールで開催の「地図展 In おおた」を見に行き、地図展の展示物を粗方見終わる15時50分頃に震度5強の強烈な地震に襲われ、最終の小間を見ずに会場からの退場指令によりPIOを出ました。

地図展 In おおた展示会場(左:会場入り口、中:会場受付、右:会場風景)
会場を出て第1京浜国道から見える、京浜急行電鉄の2階上り線京急蒲田高架駅ホームの照明が消えており、首都圏の鉄道が全て運休となりました。旧多摩堤通りにはバスが動いていましたが、蒲田から大森町方面の路線バスは、1時間に1~2本程度でありバス停で待つのもいやなので、第1京浜国道を歩いて帰ることにしました。国道を歩いていると、梅屋敷の手前で余震に遭い、電柱・電線が大揺れで気持ちの良いものではありませんが、立ち止まらずそのまま進みました。この時間帯の第1京浜国道は、下り方面の車はびっちりと渋滞しており、国道沿いの高層マンションの住民があちらこちらで、建物から外に出て不安そうに立ち話をしていました。国道では同じ風景が続くので、大森町第3踏切で京急線路を西側に渡り、将来関連側道となる線路沿いの区道を歩き、すぐ傍の立退きとなった都営大森西五丁目アパート跡地を見ながら、大森町駅へ到着しました。

地震のため京急蒲田から大森町まで歩く(左:第1京浜国道と京急蒲田高架駅橋、中:地震によりマンション前に人が佇む[梅屋敷付近]、右:都営大森西五丁目アパート跡地)
地図展 In おおた
「地図展 in おおた ~空から見た国際都市 大田~」は、3月10~12日と「第2回試作市場2011」より1日長い開催で、主催や後援、協賛および特別協力の団体・企業数は次の通りで、35社の参加です。

主催・後援・協賛・協力団体、企業一覧
展示会場は、2階の小展示場ホールで10時から19時(最終日18時)までと、長い時間の開催ですので、地図の情報をゆっくりと見られるものと思っていたのですが、巨大地震の襲来で退室となり思い通りにはなりませんでした。

地図 in おおた展示会場
展示会場は、先ず入り口に入っての壁面の展示物は、3Dデジタル標高地形図が数面掲げてあり、説明員から手渡された眼鏡で標高地形図が立体的に見えるもので、江戸川・中川、大田区や九州霧島の新燃岳などの地図が展示されていました。
国土地理院では航空レーザ測量を活用し,平成19 年度より精密3D電子基盤情報整備事業として、政令指定都市の人口集中地区を中心とした地域を対象に精密地形情報の整備を実施しています。デジタル標高地形図は、地震、洪水、噴火等による災害発生時にも精密地形情報の整備を行っており、国土地理院の精密地形情報は、「新潟県中越沖地震」や「岩手・宮城内陸地震」に対応して、精密地形情報を整備中です。たまたま、今回の史上最大の「東北・太平洋沿岸地震」では、宮城県石巻市の「河北観測点」で、東南東に4メートル3センチ移動し、69.9センチ沈降する地殻変動を国土地理院が観測しています。今回遭遇の超巨大地震と地図展見学は、深い因果関係で結ばれており、忘れられない「地図展 In おおた」となりました。

3Dデジタル標高地形図[国土地理院](左:国土地理院展示コーナー、右:デジタル標高地形図3Dメガネ)
次のコーナーは、手書きの江戸の大画面の鳥瞰図で、右の突端が羽田で、上部の海岸線が品川、左下が生麦と左上が深沢の範囲を描いたものです。

江戸鳥瞰図コーナー](左・中・右写真拡大)
隣のコーナーは、伊能図のコーナーです。49歳で隠居後の伊能忠敬は、江戸に出て歴学・天文を修め、1800~16年まで日本の全国の測量を実施しました。忠敬の没後の1821年に、幕府天文方の手で「大日本沿海輿(よ)地全図」として完成しました。作成した日本地図は、「伊能図」と云われ、大きく分類すると「大図」214枚、「中図」8枚、「小図」3枚などとなります。

伊能大図](左・右写真拡大)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(3月分掲Indexへ)
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地図展を見学中に市場最大の地震に襲われる
東北・太平洋沿岸地震に見舞われた3月11日には、大田区の産業プラザPIO(大田区南蒲田1)で、「第2回試作市場2011」と「『地図展 In おおた』~空から見た国際都市大田~」が開催されましたので見に行きました。

地図展inおおたポスター
14時半頃に「第2回試作市場」の展示を見終わり、2階の小展示ホールで開催の「地図展 In おおた」を見に行き、地図展の展示物を粗方見終わる15時50分頃に震度5強の強烈な地震に襲われ、最終の小間を見ずに会場からの退場指令によりPIOを出ました。

地図展 In おおた展示会場(左:会場入り口、中:会場受付、右:会場風景)
会場を出て第1京浜国道から見える、京浜急行電鉄の2階上り線京急蒲田高架駅ホームの照明が消えており、首都圏の鉄道が全て運休となりました。旧多摩堤通りにはバスが動いていましたが、蒲田から大森町方面の路線バスは、1時間に1~2本程度でありバス停で待つのもいやなので、第1京浜国道を歩いて帰ることにしました。国道を歩いていると、梅屋敷の手前で余震に遭い、電柱・電線が大揺れで気持ちの良いものではありませんが、立ち止まらずそのまま進みました。この時間帯の第1京浜国道は、下り方面の車はびっちりと渋滞しており、国道沿いの高層マンションの住民があちらこちらで、建物から外に出て不安そうに立ち話をしていました。国道では同じ風景が続くので、大森町第3踏切で京急線路を西側に渡り、将来関連側道となる線路沿いの区道を歩き、すぐ傍の立退きとなった都営大森西五丁目アパート跡地を見ながら、大森町駅へ到着しました。

地震のため京急蒲田から大森町まで歩く(左:第1京浜国道と京急蒲田高架駅橋、中:地震によりマンション前に人が佇む[梅屋敷付近]、右:都営大森西五丁目アパート跡地)
地図展 In おおた
「地図展 in おおた ~空から見た国際都市 大田~」は、3月10~12日と「第2回試作市場2011」より1日長い開催で、主催や後援、協賛および特別協力の団体・企業数は次の通りで、35社の参加です。

主催・後援・協賛・協力団体、企業一覧
展示会場は、2階の小展示場ホールで10時から19時(最終日18時)までと、長い時間の開催ですので、地図の情報をゆっくりと見られるものと思っていたのですが、巨大地震の襲来で退室となり思い通りにはなりませんでした。

地図 in おおた展示会場
展示会場は、先ず入り口に入っての壁面の展示物は、3Dデジタル標高地形図が数面掲げてあり、説明員から手渡された眼鏡で標高地形図が立体的に見えるもので、江戸川・中川、大田区や九州霧島の新燃岳などの地図が展示されていました。
国土地理院では航空レーザ測量を活用し,平成19 年度より精密3D電子基盤情報整備事業として、政令指定都市の人口集中地区を中心とした地域を対象に精密地形情報の整備を実施しています。デジタル標高地形図は、地震、洪水、噴火等による災害発生時にも精密地形情報の整備を行っており、国土地理院の精密地形情報は、「新潟県中越沖地震」や「岩手・宮城内陸地震」に対応して、精密地形情報を整備中です。たまたま、今回の史上最大の「東北・太平洋沿岸地震」では、宮城県石巻市の「河北観測点」で、東南東に4メートル3センチ移動し、69.9センチ沈降する地殻変動を国土地理院が観測しています。今回遭遇の超巨大地震と地図展見学は、深い因果関係で結ばれており、忘れられない「地図展 In おおた」となりました。

3Dデジタル標高地形図[国土地理院](左:国土地理院展示コーナー、右:デジタル標高地形図3Dメガネ)
次のコーナーは、手書きの江戸の大画面の鳥瞰図で、右の突端が羽田で、上部の海岸線が品川、左下が生麦と左上が深沢の範囲を描いたものです。

江戸鳥瞰図コーナー](左・中・右写真拡大)
隣のコーナーは、伊能図のコーナーです。49歳で隠居後の伊能忠敬は、江戸に出て歴学・天文を修め、1800~16年まで日本の全国の測量を実施しました。忠敬の没後の1821年に、幕府天文方の手で「大日本沿海輿(よ)地全図」として完成しました。作成した日本地図は、「伊能図」と云われ、大きく分類すると「大図」214枚、「中図」8枚、「小図」3枚などとなります。

伊能大図](左・右写真拡大)
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