NHKのチコちゃんを見ていたら、宗教の問題が出た。
法要の時のお経は、何のためであるかとの質問である。
亡くなった方が、生きている我々にお諭しをされているのだ。
時にはお経を聞いて、実りある人生を送るようにと。
その内容は、お釈迦様のいかに生きるかを説かれたものである。
放映中には、三法印との言葉も出た。
諸行無常・諸法無我・涅槃寂静とのことである。
浄土真宗においては、諸行無常以外は、あまり聞かない言葉である。
以前、カトリックの人達と「聖地巡礼」の旅をしたことがある。
ある国の入国時に、「あなたの宗教は何ですか?」と言う問いがある。
成田空港出発前に、参加者全員に注意があった。「必ず宗教名を書いてください。
キリスト教徒でも仏教徒でもよいですが、無宗教とは書かないでください。」とのことである。
無宗教と書けば、何をするかわからない人であると、用心される。
神や仏のない人は、どのような破壊的なことも出来ると解釈される。
日本に住んでいる時には考えられない発想であった。
その時、「仏教徒です」と答えたのであるが、あれから何十年も過ぎているのに、
仏教のことは何一つ解っていない。
残り少ない人生の中で、少しだけでも勉強してみたい。