同居人は、介護職を仕事にして10数年が過ぎる。土・日・際日はほとんど出勤である。
夜勤以外は、夕食だけは一緒にしようと思っている。
高齢者の様子を話すので参考になる。次は自分の番だと思いながら聞いている。
理想は、ピンピンコロリである。ボケてみっともない姿を見せたり、失禁をしたりと寂しすぎる。
人間としての矜持を保った状態で死を迎えたい。
要介護5の人は、寝たきりの人がほとんどである。認知が入っていない人は辛いことであろう。
しかし、妖怪度5の人は、どうしてよいか戸惑うばかりであるとのことである。
「要介護はそれなりに世話をすることが出来るが、妖怪はどうしたらよいのかパニクッテしまう。」
要介護は理解できるが、認知症ではなくて妖怪度は進むばかりで、困ってしまうとの話。
「今日は他人の身 明日は我が身」
今日の新聞は、各面とも「河井問題」ばかりである。大きな災害が小さく載っている状態である。
わが父が生きていたら、例の言葉を持ち出して説教することであろう。その言葉は、
「天網恢々 疎にして漏らさず」である。母は「お天道さんが見とってよ。」であった。