夏日である。仕事をしたくないほどの暑さである。
暑さに慣れていないので、堪える。
日陰で、座り込んでCDを掛け、若かりし頃の思い出にしたりながら、
ゆっくりと草取りをしたくなる気分である。
明日は田植えをする。数年間にわたって、田植え機を使うのはHの君の仕事であった。
今年は連休でも帰省はできない。下手でも自分がするより仕方がない。
何とかなるであろう。”山より大きな猪は出ない”といつも亡父が言ったいたのを思い出す。
庭に植えてあるラベンダーが満開を迎えた。彼らも肥料も水も与えられないのに、ご機嫌よく育つ。