曽野綾子著 「戒老録」を、本人が吹きこまれたテープのコピーを頂いた。
懐かしい曽野綾子氏の声である。繰り返し聞く。本も繰り返し読んだ。
何度も心に刻んだ言葉であり、実行しようとしている内容である。
晩年と言われる年齢になったので、十分心したい内容がテープに納められている。
”くれない族”になってはいけない。歳を取っていなくても”くれない族”になったら老人である。
自分の苦しみが、この世で一番大きいと思うことを止める。幸不幸は一生を通じての平均値は同じであろう。
自分の生き方を持ち、他人の生き方を認めること。
何事も自分でやろうとし、自分を甘やかさないこと。自分で出来ない事は諦めること。
老いと死を、日常生活の中で考える。老いや死の訓練をする。
常に感謝を忘れないようにする。
以上のようなことが曽野氏の声で流れる。この内容を、実行に移すのは至難の業である。
しかし、努力だけは怠ることなくしようと思う
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