新年の行事・トンドである。
竹を燃やすと威勢の良い”パンパン”と弾ける音に、本年の運を重ね合わせる。
倒れないように竹を組み、年男・年女が火を点ける。
火の勢いが強くなった頃に、子供達は競って書き初めを上げたものであるが、
今年は書き初めを上げる者がいない。若者は少なくなり年寄りばかり多くなる。
お神酒を頂きながら、2種類の鍋をつっつき、焼けた餅を食べる。
飲むほどに食べるほどに、お喋りは続く。
一年一度の行事であるが、少しずつ顔ぶれが変わる。
若い人達が少なくなり、お神酒も残りがちになる。来年もトンドに会えるかな!
いつまでも残したい地域の行事であるが、消えることはないであろうか?