通でがんす

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小春橋~あのころの廣島・呉(その4)

2016年05月05日 | 広島の話題
『この世界の片隅に』

廣島と呉を中心に

小春橋






↓前回記事は、こちら↓

重巡洋艦・青葉~あのころの廣島・呉(その4)







今年(2016年)の秋、

映画『この世界の片隅に』(監督・脚本:片渕須直)

が公開される。





そこで、原作漫画と映画の

『この世界の片隅に』に出てくる、

当時の廣島と呉に関係する場所や出来事

ついて話をしてみたいと思います。





今回は、呉の堺川(さかいがわ)に架かる

小春橋じゃ。





↓映画『この世界の片隅に』については、こちら↓

映画「この世界の片隅に」公式サイト





↓漫画『この世界の片隅に』については、こちら↓

こうの 史代『この世界の片隅に(前編)』Amazon

こうの 史代『この世界の片隅に(後編)』Amazon





原作漫画の第15回『19年9月』。





主人公・すずに夫・周作(しゅうさく)から

帳面を家に忘れたから職場まで持って来てくれんか、

と電話がかかってくる。





すずが帳面を持っていくと、

周作は職場の入り口前で待っとって、

映画でも観に行こう、と言う。




うち(=家)には母や姉が居て息抜きできんけぇ、

たまにはふたりで外でゆっくりしようと

周作が誘ったのに気づいて、ニヤけるすず。





ところが、街へ繰り出してみると、

呉軍港に艦艇が寄港したらしく、

上陸を許可された水兵たちで一杯じゃった。





仕方なく、ふたりでしみじみと語り合った橋が

この小春橋なんじゃの。





すずと周作がデートしたのが、

昨日見た堺橋でなく、

ひとつ上流側の小春橋だったと気づいてしまった。

(「第11回 高いところにのぼってばかりのロケハン」1300日の記録[片渕須直])






堺川に架かる堺橋(さかいばし)は、

呉電気鉄道(のちの「呉市電」)が通るくらい、

呉の街でもにぎわったところにある橋。





ちなみに、呉電気鉄道の1909年(明治42年)開業は、

廣島電気軌道(現:広島電鉄)の1912年(大正元年)開業よりも

3年ほど早かったんじゃ。





それはともかく、小春橋は、

その堺橋のひとつ上流側に架かる橋なんじゃが、

当時の橋と今の橋はまったく違うものなんじゃろうの。







北西側から見る。







下流側から見る。







左岸上流側の橋名板(きょうめいばん)







右岸上流側。







左岸下流側。







右岸下流側。





…以下、余談。







小春橋あたりをぶらぶらしよった時、

この橋は前にも渡ったことがあるよのう、

と思うたら、橋の南東側に

忘年会でお世話になったことがある

「割烹 ちろり」の看板が…。





訪問日:2016年5月2日





今日は、呉の堺川に架かる小春橋

について話をさせてもらいました。



ほいじゃあ、またの。

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