平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2011年5月22日 イメージ一転

2011年05月21日 20時44分18秒 | Weblog
     イメージ一転

 原発は、クリーンエネルギーとされていた。それが、今回の事故で、一歩間違えば、手のつけられないとんでもないゴミを撒き散らすものであることがわかった。ゴミ屋敷なるものもトラック一台で片付くが、このゴミは、目に見えず、健康を害するのでやっかいだ。クリーンどころか、恐ろしいゴミとなった。最初からとんでもないゴミであると主張していた方々もいたが、推進側は、いやいやなかなかのクリーンだと言ってきたのである。
 イメージというのは、恐ろしい。風評被害という言葉があるとおり、実際は、そうでもないのに、うわさがうわさをよんで、害がないものでさえ、敬遠されるようになる。とにかく、福島原発については、早く収束に向かってくれと、日本全体あちこちで悲鳴があがっている。
 ところで、今回のことを自分たちの日常のことに置き換えて考えてみるとき、身辺はいつもきれいにしておかねばならないと教えられる。クリーンなイメージは大切だ。しかし、一旦これがくずれてしまうと、それまできれいとばかり思っていただけに、その反動は大きい。
 教会という所も世間では、クリーンなイメージを与えているだろう。しかし、その教会が不正なことをすれば、この世の非難は一般よりも厳しいものがあるだろう。そういった意味では、教会は、初代教会のように社会から信用や好感を持たれることが大事だ。そして、教会やキリスト者が、クリーンであるか否かは、神様が問うのである。


平良師

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