平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2004年3月14日 騒音と音楽

2006年12月13日 00時46分46秒 | Weblog
      騒音と音楽

 前の工事が始まった。基礎工事だろうか、ドリルらしきもので、穴を地面にあけている。これから半年、いろいろな工事の音が聞えてくるのだろう。私たちの教会も9年前にはご近所にこうして迷惑をおかけしたのだろうから、こういうときはお互いさまである。
 音というものは、振動の波だけれど、それが心地よかったり、そうでもなかったり、時には、たまらなく不快だったりするものだ。科学的な解明はなされているのだろうが、それでも感じ方には差異があるというのがおもしろい。
 ロックや和太鼓の演奏など、うるさいという人もいるが、これがなかなかしびれるという人もいる。ラップなどというのは、ただの話し言葉に微妙なリズムや言い回しがあるだけで、あれが音楽かな、と思う人もいるだろう。
 しかし、若者は、ノリノリなわけである。民謡や浪花節をいいなあ、と思えるような年齢になった。演歌のあのめめしい歌詞は何だ、とずっと思っていた。ジャズはけだるいけれど悪くない。クラシックは、退屈と幼い頃は思っていた。
 いろいろあるが、何といっても賛美歌が一番。ところが、これもまた人それぞれで、信仰のない人々には、耐えがたいかもしれない。集合住宅や密集した住宅地では、音がうるさいというのが、トラブルの原因になることは多い。
 よい音を聞きたい。心地よい音を聞きたい。そして、よい音を奏でたい。神様からすばらしい福音を聞いた者たちは、騒音でない、よい音を奏でたい。


  平良 師

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