平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2014年12月21日 わたしたちのクリスマス

2015年01月02日 11時13分51秒 | Weblog
わたしたちのクリスマス

 今度の選挙は、予想どおりの結果だった。国民の多数が選んだ道だが、恐ろしいことにならなければよいと願うばかりだ。多数を獲得した党のある議員は、これからは、やったことのすべてが自分たちの責任になるのだから、喜んでばかりはおられない、と言っていた。まさに、そのとおり。謙虚であって欲しい。
 しかしながら、現実は、国民の支持を得たというので、早速、原発再稼働の話があちこちで始まった。集団自衛権行使に関わる法案も次々と用意されているという。改憲への動き、教育現場への介入(例えば、最近聞いた話では各大学の学長の権限拡大)など、思想統制も少しずつ推し進められていて、戦争への足音が確実に近づいてきたと感じている人は少なくない。
 しかし、私たちキリスト者は、クリスマスのこのとき、メシアとして来られた方が、どのようなお方であったかを知らされている。「布にくるまって飼い葉桶の中に寝かされている乳飲み子」である。
 そして、「この方こそ、主メシア」である、と天使は告げた。羊飼いたちは、「主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」とでかけた。私たちの人生の歩みが、まさに、このときの羊飼いなのであって、神様が聖書をとおして述べていることを信じて一歩を踏み出した、それも急いで、そして、そのとおりになるかどうかを見ようと、日々チャレンジしているのである。そして、まさにその通りだったと言って、人々に伝えていくのである。


平良師

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