平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2016年9月25日 親切かと聞かれた

2016年11月04日 18時33分12秒 | Weblog
親切かと聞かれた

 世の中には、自然と人に親切にできる人がいる。自分のことで一杯で、人さまのことを考える余裕のない人もいる。少なくとも、人が自らの意志で初めて教会を訪ねる場合、余裕のない時の方が多いのだろう。しかし、教会に来て、イエス様と出会うことで、一切の重荷をイエス様に預け軽くなり、それで心の内に他者のことを思うゆとりや愛が生まれることはある。
 イエス様のなさった善きサマリア人のたとえ話に登場するあの人物は、親切心溢れる好人物だ。見返りも期待せず、サマリア人とは関係のよくないユダヤ人をあそこまで懇ろに扱うのは何故だろうか。それも自分の仕事を一旦中断してのことだった。世の中には、そういう方がいるものだ。それは、キリスト者であろうがなかろうがあまり関係がないように思う。
 自分のことしか考えられない人のことを私は軽蔑できない。私もどちらかというとそうであるからだ。教会では、他者に目を向けることを教えられる。一人でも多くの人に教会に来てもらいたいと願う。教会に、初めての方が来られたときには、教会挙げて歓迎し、その方を喜ぶ。先日、礼拝委員会の企画で、「はじめての方のための主日礼拝」が行われ、20人近くの新来者が礼拝に来られた。
 自分たちのためにこのような礼拝を企画してくれてありがたいと言われた方もおられた。今回は誘われたので来ましたという方々がほとんどであったが、こちら側の歓迎の気持ちをどれほどお伝えできただろうか。


平良 師

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