平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2015年7月12日 キリスト教会へようこそ!

2015年08月08日 22時25分58秒 | Weblog
キリスト教会へようこそ!

 キリスト教会の建物には、カトリック、プロテスタントにかかわらず、いずれも十字架だけは、どこかに掲げられている。私たちの教会の屋根にもそれは掲げられているし、礼拝堂の正面のステンドグラスにそれはデザインされている。なぜ十字架なのかと言えば、キリスト教のすべては、イエス・キリストの十字架に極まるからである。
 十字架から始まり、十字架に戻ってくる。十字架は、つまずきであり、すべての解決ともなる。十字架は終わったことであると同時に、今なお続いている。そして、これはこの世にあって終末が来るときまで続く。人間の生をさらに生き生きとさせ、死へ向かっていく人間の「内なる人」を日々新しくしてくれるのだという。イエス・キリストの十字架は、罪ある人間のその罪を取り除き、私たちを赦すために、憐み深い神様がなされた救いの出来事であったとキリスト者たちは理解している。
 世の中には、神様がおられるというのなら、どうしてこのような悲惨なことが起こるのか、なぜ、一向に状況は好転してないのかと、思う方もおられよう。しかし、この十字架の出来事の中に、すべてのことを逆説的に捉えなおす目を持つことも教えられている。
 つまり、「貧しい人々は幸いである。神の国はあなたがたのものである」。現代は、情報が溢れに溢れていて、その情報をどのようにとらえるかが、この世を真実に生きていく鍵である。真理が満載されている聖書が提供する情報は不動である。


平良 師

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