平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2015年7月5日 なでしこのサッカーに学ぶこと

2015年08月08日 22時22分01秒 | Weblog
なでしこのサッカーに学ぶこと

 なでしこのサッカーは、実に地味で華麗だと思う。つないでつないでのサッカーで、他の国のようにパワーで押してくることはあまりない。しかし、こういうサッカーは日本だけではなく、他の国でもいくつかのところはこのようなサッカーをやっているのだろうし、監督の考え方だから、日本のというよりもその監督の考えているサッカーといった方が適切かもしれない。
 つないで、つないでシュートまで持ち込み、決まったときの達成感といったら他のチームよりも何倍もあるのではないだろうか。他のチームは、カウンターを得ると、一気に怒涛の攻めをしてくる。あっという間で、シュートが決まればうれしいだろうが、見ている側からすれば、やはり、つないでつないだ末にシュートに持ち込んで、それが決まると、最高の盛り上がりとなり、これ以上の面白味はない。
 なでしこの地道なつなぐサッカーに学ぶことはある。そして、考えてみれば、このサッカーでかつて世界一になったのである。あのときは、賞の正確な名称は忘れたが、スポーツマンシップを讃えるような賞も併せてもらったと思う。
 アメリカのチームなどを見ていると、パワーとスピードで圧倒される。つないでつないでの繊細ななでしこのサッカーか、パワーとスピードのアメリカのサッカーか、どちらが勝利するだろうか。どちらもお国柄に溢れている。ところで、伝道のスタイルにもお国柄というものはあるのだろうか。つなぐ繊細な伝道!


平良 師

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