『愛している』なんて、とても恥ずかしくて
先日、テレビを見ていたら面白い調査をしていた。韓国と日本の女性に、夫の職場に電話をかけてもらい、「愛しているわ」と言うのである、そして、返答がないと「あなたはどうなの」と聞くのである。
韓国の男性たちは、半分以上がすぐに、「愛しているよ」と返答したのであるが、日本人は、「おまえ、何を考えているのか」とか、「大丈夫か」「職場に電話をかける奴があるか」といったもので、なかにはこういうものもあった。「あなたは誰ですか。どういうおつもりですか」と自分の妻にまじめに聞き返す夫もいた。
まあ、これがお国柄というものだろうか。日本の男性は、妻に「愛している」という言葉をほとんど言わないのではないだろうか。恥の文化に生きているからなのか、男はちゃらちゃらしないのが美徳と考えているのだろうか。
我が教会の夫たちは、どうなのだろうか。「愛しているの」と聞かれ、「はい、愛しています」。そう返事をしそうなご夫妻たちの顔が、幾組も頭に浮かんでくる。これは、すばらしいことではないか。私も、妻からよく聞かれる。
ペトロも、復活のイエス様からしつこく「あなたはわたしを愛しているか」と聞かれ、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがよくご存じです」と答えたが、わかっているだろうなんて甘いのである。何度でも、「私はあなたを愛しています」とこれまた、しつこく答えねばならない。愛は厳しい。恥ずかしいだなんて言っている場合じゃない。
平良 師
先日、テレビを見ていたら面白い調査をしていた。韓国と日本の女性に、夫の職場に電話をかけてもらい、「愛しているわ」と言うのである、そして、返答がないと「あなたはどうなの」と聞くのである。
韓国の男性たちは、半分以上がすぐに、「愛しているよ」と返答したのであるが、日本人は、「おまえ、何を考えているのか」とか、「大丈夫か」「職場に電話をかける奴があるか」といったもので、なかにはこういうものもあった。「あなたは誰ですか。どういうおつもりですか」と自分の妻にまじめに聞き返す夫もいた。
まあ、これがお国柄というものだろうか。日本の男性は、妻に「愛している」という言葉をほとんど言わないのではないだろうか。恥の文化に生きているからなのか、男はちゃらちゃらしないのが美徳と考えているのだろうか。
我が教会の夫たちは、どうなのだろうか。「愛しているの」と聞かれ、「はい、愛しています」。そう返事をしそうなご夫妻たちの顔が、幾組も頭に浮かんでくる。これは、すばらしいことではないか。私も、妻からよく聞かれる。
ペトロも、復活のイエス様からしつこく「あなたはわたしを愛しているか」と聞かれ、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがよくご存じです」と答えたが、わかっているだろうなんて甘いのである。何度でも、「私はあなたを愛しています」とこれまた、しつこく答えねばならない。愛は厳しい。恥ずかしいだなんて言っている場合じゃない。
平良 師