平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2004年9月5日 敬老の日礼拝 ― 全員出席日に思う

2007年01月06日 21時46分03秒 | Weblog
 敬老の日礼拝 ― 全員出席日に思う

 今年も、9月12日に「敬老の日礼拝」を守り、その日を「全員出席日」と位置付ける。全員出席日というのは、この日は、日頃礼拝に出席できない方も、何とかして出席して欲しいということなのだ。
 皆でそろって、ご高齢の方々に、これまで平尾教会の歴史を作ってきてくれたことに感謝し、合わせて先輩の兄弟姉妹たちへの祝福を神様に祈りたいという願いがある。誰もかれもが、この日は都合をつけ、状況を整えて、礼拝に出席していただきたいのである。
 名前の「全員出席日」というのが気に入っている。最高出席日というのを設けている教会は意外に多いのだが、「全員出席日」というのは聞かない。
 この全員という概念の中にいったいどのような人々が含まれているのだろうか。ご高齢の方々で、毎週礼拝に来ることは難しいという方々もいるだろう。入院をされている方もいる。また、働き盛りの方々は仕事がときどき入る方もいよう。
 また、町内の世話役をされていて、日曜日に行事が入って来られない方もいる。学生たちで、部活の練習や試合、塾の試験がある人もいる。気にされてはいるだろうが、何かのことをきっかけに、教会から少し距離ができた方もいるかもしれない。
 しかし、たとえ、9月12日に出席できないにしても、せめて、この日、それらの方々のことをおぼえ、祈ることができたらどんなにすばらしいだろう。私たちの記憶から忘れ去られてはならない人々がいる。


平良 師