平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2005年1月30日 交わりの喜び

2007年01月25日 18時12分28秒 | Weblog
     交わりの喜び

 日曜日の朝、教会の礼拝に出席するため、教会に来て、先ず嬉しいことは、集まってくる人々の笑顔が明るいことだ。これは大きな喜びだ。何となく元気の出ない朝であっても、お互い笑顔で向き合い、「お早ようございます」と挨拶を交わすと元気が出てくる。
 教会(あなたがた)は、キリストの体であり、一人一人はその部分です(一コリ12・27)ということばがあるが、わたしたちは主の日の礼拝ごとにキリストに出合うのだということを実感する。この頃の社会は、職場でも家庭でもともすれば冷たい風が吹いている。
 しかし教会は、キリストの体であり、一つの家族を形づくっているのだから、お互いは笑顔で向きあうことができる。
 教会の人間関係は、(1)ゆるしあう (2)助けあう (3)祈りあう の三つが基本だと思うが、わたしはこれに“笑顔で向きあう”をつけ加えたい。
 かつてがんセンターに勤務していた時代に、わたしは、患者さんから「先生、そんなにこわい顔をしてわたしを見ないで!」と一度ならずいわれたことがある。診断に困ったり、治療に難渋したりすると、顔はこわばり、きびしい顔つきになっていたに違いない。
 神様にすべてを委ねて精一杯努力し、祈りつつ歩む以外に人生を完うする術はないことを知れば、もっと明るい表情で接することができたのかも知れないが、笑顔のないわたしだから、いつも患者さんを暗い気持にし、失望を与えていたと思われる。
 これからは笑顔の素敵な兄弟姉妹を見習って、明るい平尾教会の交わりが一層輝かしいものになるよう勤めて歩みたい。


松村 師