彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

足軽屋敷と上田道三絵画展

2008年07月05日 | イベント
写真:上田道三が描いた天保七年の彦根城想像鳥瞰図を復元して販売されている物(一部)。
彦根城内濠に浮かぶ屋形船の船着場で購入できます。


2008年は、芹橋足軽屋敷で上田道三が誕生して100年の記念となります(明治41年9月28日生まれ)。
これを記念して『井伊直弼と開国150年祭』の市民創造事業として2008年中に3回の足軽屋敷公開と上田道三絵画展が開催されるんです。

その第1回目が7月5日と6日。
今回が初公開となる高橋邸では、『文明開化と明治と今』と題された上田道三の作品展が行われ、写真でも紹介して居ます彦根城鳥瞰図の本物をメインに、「明治のおやつ談義」「第三佛教中学」「滋賀民営煙草」「ホテル見習亭(大津)」「明治六年 彦根土橋町辻の図」「明治20年頃の衣装」「明治22年7月1日の彦根駅」「明治33年の近江鉄道本社の図」「彦根波止場ノ図」「彦根博覧会」などの作品が展示されていて、明治彦根や滋賀県内の風景を楽しむ事ができました。

また太田邸では『直弼と埋木舎』と題して、埋木舎の絵や『彦根かるた』に登場する直弼を絵札と共に紹介されて居ます。


この展示は明日(7月6日)も行われています。
時間は10:00~16:00


そして2回目は
『彦根の町屋』と題して
10月11日と12日に足軽屋敷の中居邸と林邸

3回目は
『足軽屋敷と町屋』と題して
足軽屋敷“辻番所”

で行われます。


他藩では足軽と言えば長屋に住んでいたイメージがありますが、彦根藩は足軽にそれぞれ一軒家が与えられていて他藩よりも格式が高い誇りを持っていました。
屋敷内の建物は田の字形に部屋が配置されていてとっさの時にすぐに動ける造りになっていた事も伺えるのです。

歴史を感じるにはまずは現場に立って・・・
彦根藩足軽が生活した空間に身を置く事で、譜代大名筆頭の家に仕えた武士たちに思いを馳せてみませんか?
コメント
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