彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

申請書公開

2009年05月21日 | 大河ドラマ誘致活動
先日は、井伊直弼と開国150年祭実行委員会の速報として文章を挙げさせていただきました。事業として行う事が出来ていれば事業を行う彦根市との協力関係から申請書の公開は控えさせていただきますが、今回はボツとなったことで、平成21年度1回目事業に応募した申請書を公開させていただきます。

結構力作だったんですけどね(笑)

「皆で呼ぼう!」大河ドラマ誘致市民会議事務局
 『どんつき瓦版』編集部 代表 正村圭史郎



~~ここから、申請書~~

『市民創造事業提案書』

事業名 

“花の生涯”を再び!究極の井伊直弼顕彰 「みんなで呼ぼう」大河ドラマ誘致市民会議

提案内容(事業のねらい、執行方法、対象者、開催場所、開催時期等)

2013年は大河ドラマ50周年という歴史的な年です。毎年放送予定の大河ドラマは放送2年前の春頃に発表されます。2013年放送分は2011年春に発表されます。大河ドラマ誘致市民会議は短期決戦で50周年の枠に入る為に、今回の「井伊直弼と開国150年祭」を最大限に活かし、イベントのテーマでもある「井伊直弼」を主人公として描かれた“花の生涯”のリメイク版を求めて行きたいと考えます。直弼が文化人として大成した「茶の湯」は利休(千利休)の茶を学んだ利休七哲の一人、古田織部が弟子である小堀遠州らと興した数奇屋から発展し、江戸時代には大名の茶道として流派を立てた石州流を汲むものです。しかし「直弼の茶」は豪華絢爛な大名の茶から原点回帰し数奇屋を唱えた古田織部をも超えた利休の茶に近い所まで回帰させた事が天性の文化人たる所以と言えます。大河ドラマ50周年には第一回目に放送された“花の生涯”に原点回帰させテレビ放送60年の歴史を綴る大河ドラマ50周年の歴史を振り返るものとなるでしょう。

 2011年には地上デジタル放送に完全移行します。現在の放送はハイ・ビジョンで美しい映像で放送されています。昨年放送された「篤姫」は現在、北京語に翻訳され台湾で放送が始まり高視聴率をマークしています。鹿児島や宮崎では台湾からの観光客を受け入れる考えだと鹿児島の南日本新聞が伝えています。

 昭和38年に放送された“花の生涯”では、翌39年に「直弼ブーム」「彦根城ブーム」が全国的に巻き起こり50年近い現在でも記録が更新されていない120万人もの彦根城入場者の金字塔を立てました。当時のテレビ(カラーテレビが発売前で白黒テレビしか無い時代)普及率が88%の時代にブームになりました。因みに現在のテレビ(カラーテレビ)普及率は100%です。

 大河ドラマ誘致市民会議では“花の生涯”の主人公である井伊直弼だけでなく、原作者であり彦根市第一号名誉市民の 故 舟橋聖一先生の偉業も合わせて市内で学習会等を開催、大河ドラマによる井伊直弼顕彰の意義を市民共有の意識とし市民一丸とした盛り上げに繋げて行きたいと考えます。

 開催場所は、各種公民館や各種イベント会場等でのパネル展示、学習会の開催、「井伊直弼と開国150年祭」に絡む全国関連都市や地域等へのイベント参加等を通じて開催して行きます。
 

開催時期は、2013年に目標を設定することから2011年春まで、また、2015年に「井伊直弼生誕200年」となることから2013年までを大河ドラマ誘致市民会議と定めて行きたいと考えます。
今回のイベントは来年3月24日に閉幕しますが、この大河ドラマ誘致市民会議はイベント終了までに一気に力を付け来年2月か3月頃(イベント期間内)に大々的な大河ドラマ陳情団を結成したいと考えます。この大河ドラマ誘致市民会議は、ポスト150年祭を最大限に意識した事業ともいえます。

 大河ドラマの経済波及効果では前回放送(昭和38年)翌年(昭和39年)の120万人を彦根城入場者数を目標にすることとして、先日発表された「井伊直弼と開国150年祭」の20年度の計算から単純に弾いてみた。66万人が彦根城に入場して331億円の経済波及効果があったことから、120万では約倍弱とみると、660億円もの経済波及効果が期待される。「築城400年祭」が約90万人弱で507億円だったことから妥当性がある数字といえる。「彦根」「彦根城」「井伊直弼」の知名度や宣伝は計り知れない効果が期待される。大河ドラマに係わるイベントが開催されれば一層の効果が得られ彦根の地域活性化の一翼を担う事業形成が期待される。


事業を効果的に実施するための条件(実行委員会の協力)

今回の大河ドラマ誘致市民会議は先ず市民が旗を振り各種団体・組織に広く参集を求めて、何処の団体が頭だとかでなく、市民を応援する団体・組織というカタチを作りたいと考えています。市民や地域力という言葉が主流といえる昨今では、このカタチが最も美しく見えるものだと考えます。参集していただく団体・組織は「井伊直弼と開国150年祭」実行委員会に参加されている委員の皆さんに参加していただきたく考えています。来年の2月か3月に予定している大河ドラマ誘致の陳情団には是非「ひこにゃん」を先頭にして対応者(NHK関係者)へ陳情書を渡す大役を要請したいと考えています。

 想像して下さい!

 ひこにゃんが大河ドラマ誘致市民会議代表として陳情書を手渡す姿を・・・
当日の民放ニュースや翌日の朝や昼のワイドショー、新聞、スポーツ新聞、雑誌、インターネット等々、当事者のNHKも含んで全国に「彦根が2013年の大河ドラマ50周年に“花の生涯”リメイク版の名乗りを上げたんだ」と強く印象つける結果になるでしょう。

 彦根城を撮影用オープンスタジオとして条例で定まる使用料を値下げすれば、大河ドラマでの現地撮影が殆ど既存施設(浜御殿庭園、楽々園書院や地震間、博物館の木造棟、城内梅林等)で行われ、放送後の集客効果を高めることが期待される。また、定住自立圏構想(1市4町)、びわ湖・近江路観光圏(4市13町)のエリア内を撮影用オープンスタジオとすれば様々な場面がこれらの地で撮影されます。その後の集客効果は絶大なものとなります。条例改正や他市町との調整をお願いしたいです。


●総事業費    279,000円  


●学習会等費用  64,000円
(内訳)8,000円×8回

●イベント参加等費用 165,000円
(内訳)市内イベント(150年祭関連イベント、既存イベント等)
5,000円×5回

県内イベント(定住自立圏構想市町、びわ湖・近江路観光圏市町等)
10,000円×2回

県外イベント(開港イベント都市等)
40,000円×3回


●広報活動等運営費  50,000円
(内訳)HP作成、ネット使用料等
20,000円
(内訳)配布資料等作成、配布等費用
30,000円

「皆で呼ぼう!」大河ドラマ誘致市民会議

2009年05月18日 | 大河ドラマ誘致活動
2013年、大河ドラマ50周年に向けて先ずは市民から旗を振り、市民から行政や関係団体に働きかけて行こうと思い付いた事業でしたが…「井伊直弼と開国150年祭」市民創造事業の枠に登録されませんでした。理由はモノがモノだけに「市民が行うレベルでは無い」「もっと大きく行政や関係団体と継続審議が必要ではないか?」と言う事業判定委員会からのお話しでした。
行政サイドは平成16年から大河ドラマ誘致(目標は築城400年祭だったとか)を滋賀県のビジターズビューロが主体で行なってきているそうです。平成16年、17年の動きはあったのですが、死に体だと思い今回の事業を創造したのですが、解散していないので継続審議という話になりました。

現在、滋賀県のビジターズビューロは「浅井三姉妹」を押しているそうです。今年から彦根市が旗振りとして「びわ湖・近江路観光圏」として浅井地区にも係わっているので、今後の展開は未知数です。


大河ドラマ誘致市民会議は、この150年祭期間中に、ひこにゃんを代表に就任戴き、NHKの関係者へ陳情に行けば、NHKだけでなく、民放、新聞、雑誌と広く全国へ発信できるのではないか?と考えましたが、叶わぬ夢となりました。
ひこにゃんの代表姿が見たかったですね(笑)


しかし、彦根市は12月の市議会までに来年度(平成22年度)事業として「ポスト150年祭」を計画中だと聞きました。2013年の大河ドラマは2011年春に発表されます。

継続審議となったことはポスト150年祭に絡むのではと考えます。

2013年(大河ドラマ50周年)、2015年(井伊直弼生誕200年)、2017年(国宝彦根城築城410年)、2018年(明治維新・戊辰戦争150年)のいづれかに大河ドラマが誘致されると願います。

今回、どんつき瓦版編集部は大河ドラマ誘致市民会議の事業費として279,000円を計上させていただきました。平成16年からの誘致では200万円の予算であったことから是非頑張っていただきたく感じましたね。


大河ドラマを待ち望む市内外の皆さん、力及ばず残念な結果となりました。

しかし、今後の展開によっては動き出すかも知れません、動けば皆さんにお伝えしたいと考えます。


「皆で呼ぼう!」大河ドラマ誘致市民会議事務局
『どんつき瓦版』編集部 代表 正村圭史郎

第1回大河ドラマ誘致市民勉強会

2009年03月21日 | 大河ドラマ誘致活動
先日お知らせしました、第1回大河ドラマ誘致市民勉強会の報告です。


題名:「大河ドラマを知ろう」

場所と日時:2009年3月21日(土)14時~ 彦根市立図書館

内容:
大河ドラマの誕生の時代背景…前年と翌年に何があったか…
テレビの誕生から大河の年(昭和38年、1962年)までのテレビ普及率などから時代をみる(笑)
『花の生涯』台本集の実物は現場には出てきませんでしたが、その存在は発表されました。

次回予定は詳細未定
今後の流れとしては、月一で勉強会を行う予定で、夏頃に大河ドラマ誘致市民会議の実行委員会を立ち上げる、そして150年祭が終わる迄にNHKに嘆願書を渡せるようにしたいとの事でした。


今回の市民参加者は1名。
第1回にふさわしい数でもあると同時に、彦根市民の関心度を示す数字が明らかになる結果でもありました。


~~以下、配布資料(写真内容)~~


大河ドラマ誘致市民会議
第一回 勉強会
「大河ドラマを知ろう」
2009年3月21日(土)14時~彦根市立図書館

(大河ドラマ)
昭和38年(1963)4月7日~12月29日 花の生涯 20:45~21:30
視聴率 全話平均20,2% 最高32,3%

昭和39年(1964)1月5日~12月27日 赤穂浪士

昭和40年(1965)1月3日~12月26日 太閤記


(時代背景)
昭和38年(1963) 三八豪雪、北九州市誕生、ケネディ暗殺、力道山刺される

昭和39年(1964) 新潟地震、新幹線開業東京大阪、東京オリンピック

昭和37年(1962) テレビ受信者数が1000万件、北陸本線北陸トンネル開通、堀江謙一太平洋横断


(テレビ)
昭和28年(1953)NHK放送開始、半年遅れて日本テレビが放送を開始した。

昭和33年(1958)受信契約数を100万件(テレビ普及率 15,9%)

昭和37年(1962)受信契約数が1000万件(テレビ普及率 79,4%)

昭和38年(1963)テレビ普及率 88,7%

カラーテレビ1966年から(0,3%)、白黒テレビは94,4% 1977年に逆転

第1回大河ドラマ誘致市民勉強会開催決定

2009年03月18日 | 大河ドラマ誘致活動
『花の生涯』大河ドラマ誘致市民会議の第一回市民勉強会が決定しました。


第1回大河ドラマ市民誘致勉強会「大河ドラマを知ろう」
日時:2009年3月21日(土)14時から
場所:彦根市立図書館の一室
(彦根市尾末町8番1号)


今回はこの企画の概要と1963年の大河ドラマ台本を見ての勉強会になる予定です。
借りている部屋が狭く20人弱しか入れませんが、興味がある方はぜひお越し下さい。

しかし…
管理人は先約の為に参加できません。
当日は『どんつき瓦版』編集部の編集長がメインに進行しますので、よろしくお願いします。

『花の生涯』大河ドラマ誘致市民会議(仮)設立準備中

2009年01月13日 | 大河ドラマ誘致活動
2011年大河ドラマ50作目
2012年大河ドラマ51作目
2013年大河ドラマ50周年
2014年大河ドラマ51年目
2015年井伊直弼生誕200年
2017年彦根城築城410年

1963年に初めて放送された大河ドラマは『花の生涯』でした。
しかし、今は第一話と桜田門外の変の時の映像を残すのみです。

また井伊直弼が大河ドラマの主人公になったのはこの時だけでした。


黎明期の大河ドラマ(モノクロ放送)の中で実在の人物を扱った作品を見て行くと。

第1作目、井伊直弼『花の生涯』
第2作目、忠臣蔵『赤穂浪士』
第3作目、豊臣秀吉『太閤記』
第4作目、源義経『源義経』
第5作目、架空の人物『三姉妹』
第6作目、坂本龍馬『竜馬がゆく』

となります、
この内で架空の人物が主人公となる『三姉妹』を除くと

忠臣蔵は『元禄太平記』『峠の群像』『元禄繚乱』
豊臣秀吉は『おんな太閤記』『秀吉』
源義経は『義経』
坂本龍馬は2010年の『龍馬伝』

で、新たな形での映像化がされているのです。
この内で架空の人物が主人公となる『三姉妹』を除くと、モノクロで放送された作品のうち、新たな物語ができていないのは井伊直弼のみとなりました。

そこで、大河ドラマ50周年記念作品として『花の生涯』リメイク活動を市民ボランティア『どんつき瓦版』編集部が発起人となって行います。
ある程度の形が出来上がりましたら、発起人より独立した組織として活動を広げていきます(発起人は常に参加いたしますが…)。

目標は50周年ですが、50が一区切りとして、新たなスタートであるである51と言う数字も魅力がありますし、2015年には井伊直弼生誕200年を迎えます。
できれば生誕200年では「大河で放送された井伊直弼を育てた彦根」でありたいとは思う気持ちでいっぱいです。


戦後すぐに発表された作品ですので、様々な資料の発掘から当時よりも多くの新事実が発見されています。
ですから、その部分は新たな解釈を加える必要があるでしょうが、故舟橋聖一氏が描いた幕末黎明期に浸ってみませんか?


こんな時代だからこそ、今にまで影響を及ぼすような足跡を残し、命を賭けて国を守った政治家の人生を知るべきなのです!!



大河ドラマ誘致市民会議のちらし(写真)はまだ予定が白紙になっていますが、これは「予定が無い」のではなく「みんなで作る為に決まった物を挙げていない」だけなのだそうです。
「こんな風にしたら面白いのに」「こんな資料があります」「何かできるかも知れないから協力します」
そんな方々の参加も待っていますし、このブログでも活動状況を報告していきますね。