彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

名古屋城金鯱特別展示

2021年03月31日 | 日本100名城と続100名城

名古屋城の金鯱が16年ぶりに地上へ降ろされ、特別公開をしているとのことで早速観に行ってきました。


桜の季節で春休み中でもあるので、名古屋城にたくさんのお客さんが来ていました。








そんな中お目当ての鯱へ


見学コースは3パターンあり、鯱が触れる特別コースのみ有料でしたが残り2コースは名古屋城への入城料のみで見学できます。


で、時間が許せば2コースは何度でもウロウロできました。


金鯱は雌雄があり、やはり雄の方が少し大きいそうです。

案内の方の話では、雌の方が少し寄り目なのだとか…わからなかったけど(笑)


特別コースで触れるのは雌の方でした。






オスは360度どの角度からでも見学できました。









特別御城印も販売されていたそうなのですが、午前中で完売。

これが欲しい方は、朝一で行くといいかもしれません。


余談ですが金鯱が降りてるので、天守の上は淋しいです。

一年半前の写真と比較すると、違いがよくわかりました。









御城印は入手できませんでしたが、特別展示に合わせた限定菓子三月分「弥生」を金箔入り抹茶で味わってきました。




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渋沢栄一の義姪になった彦根人

2021年03月28日 | ふることふみ(DADAjournal)
 渋沢栄一の義兄である尾高惇忠の意に沿って富岡製糸場の女工たちを教育した人物が遠城繁子であることを前稿で紹介したが、もう少し深く掘り下げて考えると、惇忠が女工募集を行って3年後に突然やって来た繁子の行動も、繁子や夫・謙道について惇忠が知っていることも、都合が良すぎる感が否めない。
 惇忠と繁子の間を結ぶ糸は何であったのか? その答えは平成30年に彦根城博物館で行われた企画展『彦根製糸場―近代化の先駆け―』の図録に「女工募集にあたっていた韮塚直次郎の妻峰が彦根出身であったという縁があり、二人は彦根で女工を募集し」と紹介されている。
 江戸後期の尾高家は多くの事業を行う豪農として使用人を使っていた。『青天を衝け』での登場は見込めないかもしれないが、惇忠の7歳年上の使用人が韮塚直次郎で、尾高家の離れで生まれた直次郎は幼い惇忠や栄一とも交流があった。やがて才能が認められ独立した直次郎は、尾高家の協力の下で豪農として大きな財産を築いていく。ちょうど井伊直弼が大老に就任したころ、深谷宿で飯盛り女として働いていた美寧(みね・峰)と直次郎が出会った。美寧の事情を聴くと、彦根藩士羽守清十郎の娘だったが婚約から逃げ出して苦労の末に深谷宿まで来たとのことだった。直次郎は美寧を気に入り、尾高家から独立したときに迎えていた妻と子に全財産を与えて離縁、惇忠に相談して美寧を尾高家の養女にしてから妻として迎えたのだった。形式的に美寧は渋沢栄一の義姪ということになる。
 美寧の父とされている羽守清十郎という名は深谷市で伝わっているため、彦根で該当する人物を探してみた。私がこの話を訊いたのは『青天を衝け』の制作発表が行われてすぐのことでありあまり情報はなかったが、彦根藩において「羽守」ではなく同じ「はもり」と読むであろう「羽森」という苗字を善利組四丁目で見つけた。ここに記された羽森彦次が清十郎なのか、別に該当の人物が居るのかは現段階でまだ調査はできていないが彦根藩に関わる女性が尾高家の養女として韮塚家に嫁いだという縁は間違いないのではないだろうか。だからこそ惇忠は遠城謙道のことを知っていて、繁子が訪問してきたときに大いに喜んだのだと推測できるのだ。
 明治維新後、直次郎は富岡製糸場の礎石運搬や煉瓦製造などの資材調達を任されるが、ほとんどの日本人が目にしたこともないような西洋建物の建築であり作り方も分らない煉瓦を焼きセメントの代用品を探すなどの苦労があり、その傍らには常に美寧の協力があったとされている。直次郎が関わった富岡製糸場に彦根からの女工を多く紹介したことは、美寧の内助の功の一つだったのかもしれない。 
 美寧の墓は、富岡製糸場の近くに直次郎が生前に建立した物と深谷の二か所で確認できるが、どちらも直次郎と美寧の名が並んで刻まれている。

韮塚直次郎と美寧の墓(深谷市明戸 阿弥陀寺 韮塚家墓所)
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3月24日25日、彦根城の桜

2021年03月25日 | 彦根城
3月22日に開花宣言が出されたばかりの彦根城の桜。

24日と25日に覗きに行きましたが、まだまだ咲き始めでした。



















途中でひこにゃんも目撃



上から見下ろしてしまいました。


おすすめは、山崎曲輪ですがほとんどお客さんは来られません。








西郷長屋門の前の桜も穴場ですよ。







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