彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

悦岫の墓

2017年12月17日 | 井伊家千年紀
悦岫の墓は龍潭寺の住職墓の中のひとつです。


大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、明智光秀の息子・自然を信長の息子と主張し命を助け、出家させて「悦岫」と言う名を与えた。
との話がありましたが、龍潭寺には実際に悦岫という住職が四世を務めていて織田信長の息子という伝承があります。ただし織田家の系図に載っていない人物だったために様々な憶測を呼んでいました。

実在した人物であったことは間違いなく、東京・静岡・彦根で行われた直虎の大河ドラマ特別展でも、悦岫が昊天に号を与えた慶長5年(1600)の「昊天崇建道号并号頌」があったように昊天の師にあたる人物でした。
文禄元年(1592)に傑山の死により龍潭寺四世となり自らの死となる元和9年(1623)まで住職を務めてました。その後を昊天が継ぐのです。