彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

奥山六左衛門家の墓

2017年11月05日 | 史跡
ひょんなことから、彦根龍潭寺に奥山六左衛門の墓所があることを知り、11月3日に見つけ出しました。

しかし、藪の中だったので井伊直虎市民応援隊二人で奥山本家の墓所を見やすくしてきました。
葉刈り前

葉刈り後

お墓の周りの木を刈ってお墓に近づいて刻まれた文字を確認してわかったことから推測すると、今この墓所に残るのは奥山本家七代共建から三代の当主とその身内の墓がならんでいます。
真ん中は九代共雅です。

奥山本家は、初代六左衛門朝忠以前から「朝」の字を継いでいますが、六代朝綱のときから同じ「とも」と読ませて井伊家初代共保以来の「共」の字を継ぐようになりました。

八代共香は井伊直幸の息子を養子に迎え共雅と名乗らせ九代を継がせましたが、この共雅が早くに亡くなったために再び奥山家当主になります。
いわば、共香が奥山本家中興の祖であり、その両親からの墓を整備したのではないか?
と思われます。
そう考えると、真ん中の奥山共雅の墓が奥山本家歴代の霊が合祀されたと思いますので、心情的にはここが奥山六左衛門朝忠の霊もおられることになります。

八代共香の墓

七代共建の墓

井伊家の血を受けた奥山共雅の墓を正面に据えて、この墓が彦根奥山本家の祖先を祀る墓にもなったと考えられます。
また昭和末期にも整備されたそうですが、その後は40年近くお参りが絶えた場所だったとのことです。

関連地 彦根市 龍潭寺

ひこねの城まつりパレード

2017年11月03日 | イベント
ひこねしろまつりに、おとわちゃん(新井美羽さん)、昊天和尚(小松和重さん)、小野万福さま(井之脇海さん)がお越しになられました。

前日に昊天和尚は、自らが開山となる彦根龍潭寺を訪問され、おとわちゃんと万福さまは鶴瓶さんと菅田将暉さんが訪れた彦根の芸能の神様が鎮座される千代神社に参られ、夕方に三人で彦根城の開国記念館に来訪され記者発表がありました。
○記者発表前の市長
彦根を開く事になる直政公と今の彦根を託されている市長のツーショット

特別に開国記念館に立会いをさせていただき、昊天和尚に彦根龍潭寺の開山を全国区にしていただいたことのお礼を伝えました。
○以前、どんつきとして取材させていただいた写真をここに掲載したところ「個人ブログに写真を載せるのはダメ」と彦根市に注意を受けたことがあり記者会見写真出せないので、11月3日の中日新聞の記事を貼ります。

お城まつり当日は、普通に観客としてパレードを見学。
三人の勇姿を堪能してきましたよ。
今回は、大河の衣装とメイクです。話によればおとわちゃんの馬は自前とのこと…


昊天和尚

小野万福さま

そして、おとわちゃん

馬上から手を振ることが自然にできるって凄い。


直虎ちゃんや、ひこにゃんも頑張って歩いてくれました。



ひとつだけ気になったこと…
井伊の赤鬼家臣団に中野直之がいるのに、奥山六左衛門が居ない。
『侍中由緒帳』では、奥山六左衛門は彦根奥山家の初代でれっきとした彦根藩士であり、中野直之は息子が初代なので彦根藩士に数えられないのに…
なぜ?


関連地 彦根市