晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大唐内のこと(58) 丸山とイモリ村 6/10

2011-06-10 | 歴史・民俗

2011.6.10(金)曇

 佃町
 睦合町(真野)
 八津合町(日置谷)(馬場)
 五津合町(※大町ー小丸山)(弓削)
 睦寄町 ※丸山腰
 これは上林地区の小字で丸山という地名の箇所である。中上林地区は大字名まで解るので( )で示したが口上林、奥上林は角川地名大辞典で町名までしか解らない。なお、※印のところは丸山ではなく、小丸山、丸山腰という小字名となっている。要は上林地区に七件の丸山地名の字があるということだ。ただしこれは小字名であって山名ではないから、地元で丸山と呼ばれている山を入れるともっと多くの数になるだろう。すぐには出来ないけれど何かの折にはこれ等の丸山がどのような位置にあるか、どのような地形か、その地はどのようなところか調べてみたいという気になる。もし古代の葬地=丸山であったならなんらかの共通点や遺跡なども見つかるかもしれない。思えば古墳の名前には丸山古墳というもののなんと多いことか。綾部市にある府内最大の円墳私市円山古墳だってそのものだ。そして丸山、円山という場所や丘に神社などのあるところは枚挙にいとまがない。
 丸山というのはあまりに一般的な地名のため地名に関する研究書にも取りあげられることはない。柳田国男氏の「地名の研究」にも「京丸考」という有名な文章があるが、丸(山)地名の本質ではないようだ。谷 有二氏がよくぞ取りあげてくれたことだ、やはり関東の岳人ならば△△丸という山名は関心を持たざるを得ない。
 文中であった思うが、丸はちょっとした高みを表していると言うようなことをかいておられた。山にしたって連峰の中の主峰ではなく、著名な山と山の間のちょっとした突起を丸山と呼ぶ場合が多い。例えば南アの中盛丸山(2807m)は標高も高く大きくて立派な山だけど赤石岳や聖岳が主人公である。八ヶ岳の丸山は麦草峠から南に主稜線を辿ると最初の山なんだが、私など何度も歩いているけど気がつかなかった山である。事ほど左様に若丹国境上の丸山も三国岳、養老山などの影で名前も知られないほどの山である。ちょっとした山だけど山容が美しく、村から望むことができる山こそ丸山なのである。だからこそ古墳が丸山と呼ばれるケースが多々あるのではないだろうか。私市円山古墳だって先月訪れた大津の茶臼山古墳だって、まさにそういう位置にある。古墳ばかりでなく一般の墓地も村を見おろす高台にあるのが常である。それこそが丸山であり、東北の葉山と同様の感覚ではあるまいか。Img_3060
 
佃町縄手、桑迫方面。正面の尾根の右側の奥の方が丸山と思われるのだが、丸いそれらしい山は無い。


 佃町の丸山を訪ねてみる。事前にこのあたりという情報を仕入れていたが、いざ行ってみるとどの当たりか解らない。誰か歩いている人に聞こうかと思うが、さて人影はない。再度訪問することとする。つづく
(大唐内のこと(57)は2011.5.31)

【作業日誌 6/10】
第二木小屋増築
第三木小屋製作準備
薪割り

今日のじょん:昨日からの不調が続いている。食欲が無く、軟便、お腹がグルグルとなっている。じょんの元気の無いのも辛いが、かみさんもふさぎ込んでしまうので余計につらい。
 まりいはじょんの一番最初の友達で、実は当時20才の雄だったのだ。(2008.9.28参照)ちょっと難しかったというよりヒッカケ問題だったので、次は簡単なのをどうぞ。Img_0803
じょん検定第六問
 じょんが毎日食べている手作りジャーキーの原料は何?
(1)黒毛和牛のロース (2)ささみ (3)鶏もも肉 (4)鶏むね肉
答は6月12日のこのコーナーで。

 
  

 

コメント
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