晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・虫害 6/22

2011-06-22 | 違いのわからん農学士

2011.6.22(水)曇

 オリーブの木に巣くうオリーブアナアキゾウムシを二匹やっつけて、あとは運天まかせと決めていたら、又しても根のところにおが屑が落ちている。おやっと思って観察すると、根から10cm程のところでゾウムシが樹液を吸飲中である。参ったなあ、まだ居やがった、しかも象の鼻を木に差し込んで、現行犯である。なるほどこうやって害を及ぼすのかと周りを見ると、その穴がいくつも開いている。アナアキゾウムシというよりアナアケゾウムシではないか。カダンセーフぐらいじゃてこに合わないのでスミチオンの1000倍液で殺虫する。いかつい甲虫だが意外と簡単に死んでしまう。 Img_3116
Img_3117樹液吸飲中のゾウムシと吸飲痕



土の中に幼虫とかいるかも知れないと少し削ってみる。大きな芋虫が出てきた。これはゾウムシの幼虫では無かろうと思うが、スミチオンを振りかけてみる。のたうち回って動かなくなったのでさすがによく効くなあと思って少し目を離したらどこかに逃げてしまった。Img_3118_2
 
オリーブの根元にいた芋虫、この辺ではガトという。


 ひとつの枝はぐるりを完全にやられているので、ほとんど枯死状態、つけねのところから切って幹の中の状態を観察する。ぐるりと1cm程の溝状に掘られていて、一ヶ所丸い穴が開けられている。おが屑の蜘蛛の巣状のもので覆われて巣となっているようだ。周囲を掘られているためそこから先は枯れてくる。支枝の場合はいいが根元の幹となると全体が枯れてしまう。Img_3125
 
ここまでぐるりをやられると堪らない。


 ここで中学校の理科、生物の時間で習った寄生のことを思い出す。寄生するものは寄生宿主を殺さないという法則だ。このゾウムシだってそうだ、適当に穴を開けて樹液を吸っている分には樹は枯れることもないだろうから永久に吸い続けることが出来る。こんなして木を枯らしてしまったら二度と樹液も吸えない。上林にオリーブなんてそうあるもんじゃねえぞ。馬鹿な虫だ。
 もう一本のオリーブも気になって観察する。根元はサントリーナが生い茂って観察もままならない。いずれにしても根元が生い茂って風通しが悪いのはよろしくない。「刈ってしまうぞ」と園芸部長に了解を求めると、「サントリーナは虫除けのハーブなんだから、生えている方がいい」という答だ。私はハーブの除虫防虫効果は認めるが、それはそのハーブそのものであって周囲の花木に対して効果があるとは思えない。周囲にまで効果を現すならば、それなりの成分を放出する必要がある。香りの成分がそれだと言われればそれまでだが、虫はそんなヤワなもんじゃない。ことほど左様にオリーブの葉に夥しい黒い糞が付着し、その上部に葉に営巣する青虫を発見した。これが何者かは解らないが、葉に食害を与えていることは事実である。Img_3121
 
もう一つのオリーブにはこんな感じで虫がいた。


 というわけで、この青虫もスミチオンの毒ガス室で抹殺された。

【作業日誌 6/22】
草刈り(5-1)初めてチップソーで蛇を引っかけた、気持ワリイ。
看板用屋根作り

今日のじょん:じょん検定第九問の答 「よっこらじょん」、連日数十回は使用している、多い日は百回を超えているかも、、、。一度数えてみようと思いつき試みたが、すぐに諦めてしまった。
 

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