晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大唐内のこと(26) 1/3

2011-01-03 | 歴史・民俗

2011.1.3(月)曇

 昨年の聞き取りの書き置きは総て終わったと思っていたが、ひとつ書き漏らしていたので追加しておきたい。それはマヤゴ地名のことだ。大唐内の小字地名についてはいずれ考察するつもりだが、今回の聞き取りに話題となったのでこの場で紹介しておこう。
 マヤゴというのはカタカナ地名で、聖神社の辺りをいうそうだ。これは難解地名である。酒井さんもこの地名には不思議を感じられているようだが、果たして何を意味するかは不明だそうだ。大唐内におられた水田さんに調べて貰ったところ、どうも朝鮮語で聖なる場所を指す言葉ではないかという答があったそうだ。韓国語に詳しい崔さんに聞いたところそのような言葉は知らないと言うことだったそうだ。
カタカナ地名は何となく神秘めいているのだが、考えようによっては漢字の意味にとらわれないので自由な発想が出来ようというものだ。Img_1730
 聖神社周辺をマヤゴという。

マヤゴと付く地名は大唐内以外には見つからない。地名に関するあらゆる書物を繰ってもマヤゴは出てこない。マヤは有名な摩耶山などいくつかあるのだが。
 朝鮮語に関する辞書等は持ち合わせていないので調べようが無いのだけど、国語辞典、漢和辞典、古語辞典、地名辞典、地名アイヌ語辞典をみてもそれらしいものはない。ただ、全国方言辞典に「召使いから生まれた私生児」(ママ)岩手県とある。馬屋児という意味だろうか。どうも地名にはつながらないようだ。
 というわけで今のところお手上げ状態だが、地名というのは無意味には付かないものであって、何らかの意味があるものだと思う。いつか必ずヒントぐらいはつかめるものと信じている。つづく(大唐内のこと(25)は2010.12.28)
 
【作業日誌 1/3】
ガーデンシェッド、破風板、鼻隠し作製

今日のじょん:恒例のほのほのさん(プレート田村)詣でに行く。今年初めて上林を出るのだが、綾部、福知山と進むにつれて雪が少なくなって、ズルズル滑りながら車を出したのが嘘みたいだ。じょんは久々の車で疲れ気味だったが、お店はいろんなワンちゃんが居て大喜び。Img_2067
 

疲れたか、帰ったら寝てしまった。 

コメント
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