晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのび村の植物 8/8

2008-08-08 | 日記・エッセイ・コラム

2008.8.8(金)曇り

 中水道がまたしても止まった。原因はホースに空気が入っているようだ。水面が水の取り入れ口部分より下がったら、可能性がある。午前中、アイスコーヒーの仕込みをし、点検にゆく。ところが、取り入れ口は水面下にあり、何ら問題は無いのだ。ホースに水を入れて、空気を抜く。無事に通水したが、故障の原因がわからないので、なにか不安が残る。この猛暑の中で花も野菜も芝もあえいでいる。中水道は生命線なのだ。
 炎天下でも平気なやつが雑草である。肥料も水もやらないのに、元気なこと甚だしい。順調に育ったカナメも雑草に埋もれている。草刈り機では刈り取れないので引き抜くしかないのだ。左から二本目のカナメがつる草に巻かれているので、取ってやろうとして驚いた。よくみるとゴーヤの蔓なのだ。かわいらしい実もひとつ付いている。なんの世話もしないのによくぞ育ったものだ。それよりなんでここに生えているのだ。種が鳥か動物によって運ばれたのだろうか。Img_0748 Img_0747

勝手に生えたゴーヤとかわいい実

 これは大事にしてやらねばと思い、カナメの蔓をそっとはずし、竹竿の支柱を立ててやる。周りの草を慎重に抜いて行くとカナメの木と同じところから生えている。このカナメは島田やさんに貰ったもので、ポットのつちのまま植え替えたので、ゴーヤの出所は島田やさんに違いない。肥料を捲いて水をやる。
 同様に島田やさんに種から育てたモミジを2本植えている。一本がじょんに踏まれて折れてしまったが、朝な夕なに水をやって大事に育てている。ところがその近くの採石と粘土の間に知らない間にモミジが育っているのだ。プロペラというだけあってどこからか飛んできて、そこに着地したのだろうが、余りにも条件の悪いところである。それでもここ半月ほど水やりをして世話をしてきたが、何かの拍子に踏んだりしそうなので、思い切って植え替えてやった。暑い時期なので心配だが、縁あってじょんのび村に飛んできたのだから、ゴーヤ同様大切に育てたい。Img_0750

Img_0753             飛んできたモミジとどこでも茗荷                                      

勝手に育つ有用植物の代表は茗荷である。庭のあちこちに出てくるので、茗荷畑に寄せたのだが、まだまだ踏みつけた後から出てくる。いずれ一カ所にまとめてめんどうみよう。自然に生えている群落は4,5カ所あるが、一カ所だけは草を引き、水をやりして手を入れている。そうすると、他の群落よりもずっと育ちがいいのだ。収穫が楽しみである。
 勝手に生えてるといえば、紫蘇である。青紫蘇も赤紫蘇も世話もしないのに元気である。今年の梅干しには赤紫蘇を買ってきたが、来年は自家製でいくべく、赤紫蘇を畑に植え替えている。Img_0752 Img_0743

勝手に生えている紫蘇と植え替えた紫蘇。

今日のじょん:今日未明地震があった。隣のチコはキャーンって大きな声を出していたが、じょんは知らん顔して寝ていたようだ。夕方は雨は少しだが、雷が鳴った。これも知らん顔である。ところが小鳥が鳴いたりすると異常に反応するのだ。こいつは大物なのか、小心者なのかよく解らない。
 散歩に行くとき、私は頭にタオルを巻いて行く。そのためタオルを巻くと散歩のスタンバイをする。普段何でもないときでもタオルを巻くと散歩と思い喜んでいる。これをじょん件反射という。

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炎天の墓掃除 8/7

2008-08-08 | 日記・エッセイ・コラム

2008.8.7(木)晴

 我が家のお墓は三和町にある。お盆前の日曜日に総出の墓掃除があり、例年京都から通っていたのだが、今年は日曜日が休めないので、木曜日に行くことにした。まだ皆さんが掃除していないのだから、道中の道の縁やお墓の周囲の草刈りなども大変だと思い、軽トラに刈払い機や一輪車、鎌や鍬など満載して行く。現地に行ってみると、周囲は刈払われ、道中も問題なかった。ただ我が家の墓の周辺だけはいつものことながら草だらけである。というのは10数年前にお墓の改修が行われ、各家では周りを囲み、玉砂利を入れて完全に防草されているのだ。我が家は遠く離れていたためか参加せず、昔のままのお墓となっているのである。そのため我が家のお墓の一画だけ草ぼうぼうでなんともみっともないことになっている。少しは役に立つかと、家に使っている砕石を土嚢袋に2杯持参したが、屁の突っ張りにもならない。あと10杯は必要であり、墓石周りは玉砂利が必要だ。秋には薪の伐採に来るのでその際に補修しよう。帰りは近所で茶菓を頂いて帰る。またお盆には参りにくるからね。

今日のじょん:お墓掃除の帰りに登録を済ませる。3,000円は痛いが致し方ない。犬は登録が必要で、猫やウサギなどのペットは必要ないというのは解せない。鑑札と先日貰った狂犬病の札を首輪に着けるよう書いてある。凧糸で縫いつけていたがカリカリと掻いたらすぐに取れてしまった。名札と3つ着けるのは無理がある。大体大型犬も小型犬も同じ大きさの鑑札である。こんな時代、もう少しImg_0739 
この首輪に3つも着けるの無理だワン。


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藤木九三 8/6

2008-08-08 | 日記・エッセイ・コラム

2008.8.6(水)晴

 暑さがぶり返して、当分続きそうだ。お客さまが少ないので、午前中は作業をすることとする。まず、完成した吸水口を谷に取り付ける。設計上では吸水箱のほぼ全体を水中に沈める必要があるのだが、これが難関である。なにせ事前調査なんてものは出来ていないから、泥を掘り起こせばすぐに可能と思っていた。ところがどっこい、泥だけでなく石、岩も混じっていて、箱を沈めるのは大変であった。もう体中泥だらけの汗だらけ、悪戦苦闘の末、やっと開通、これで設計上は空気が入らないということになる。流してみると調子よく、頭の中だけで考えた泥抜きの穴が効果があるみたいで、澄んだ水がほとばしる。いやあ嬉しいですねえ、北の国からの水道が開通した場面が彷彿とされる。Img_0742

木製の取水箱を谷に埋める。

 今日は常連さんがおひさしに来られる日で、その中でも村上さんの来じょんは嬉しかった。というのは先日赤塚不二夫氏が亡くなられたという報道を聞き、その日から店内に「本官さん」と「バカボン」の人形を置いているのだ。ところが誰も気付いてくれないので、解ってくれそうな村上さんを待っていたのだ。当分飾っておくので、それでいいのだ。Img_0758
 
本官さんとバカボン

 おまけにおみやげとして薪割りの刃を頂きました。昨年天神さんの中牟田さんから買ったものはかなり錆びていて、相当の手入れが必要な代物だったが、今回は少し研げば十分通用する逸品で、「義道」の銘が打ってある。今度は樫の木で柄も作ってみよう。
 もう一つ頂き物がある。それは藤木九三展のパンフレットである。藤木九三については、知ってる人は知っている、知らない人は憶えてねの人物で、日本に岩登り(ロッククライミング)を導入し、そして広めた著名な登山家である。日本のロッククライミングの発祥地といわれる芦屋ロックガーデンを開拓したのも藤木氏である。福知山市の出身であり、府立三中(現福知山高校)のOBでもある。藤木氏の人物、偉業については大学の山岳部に入ってから知り、自分の先輩にこのような偉大な方がいることに感激したものである。神田の古本街で藤木氏の本があれば買いあさり、今でも「垂直の散歩」「屋上登攀者」「岩の呼ぶ声」など数冊を所蔵している。村上さんにその話をしていたら、山口さんという郷土史家が展示会を行われたことがあるのでといって、そのパンフレットを持ってきてくれたのだ。学生時代に、朝日新聞の後援で藤木九三記念館が開館というニュースを見たことがあるのだが、現在は無くなっているようだ。福知山市の文化資料館に氏の資料などが保管されているということだ。いづれ調べてみたいと思う。
Img_0756 Img_0757

頂き物の斧とパンフレット



今日のじょん:先日動物病院に行った際に測った体重は12.5Kgである。先生は20Kgにはなるでしょうとおっしゃってられたが、そうなると大型犬ということなんだろうか。いずれにしてもだっこは出来ないので、出入りはベランダからするようになった。階段の登りも下りも上手に出来るようになったが、たった一段の低い段でも下りられないところがある。
 丑三つ時の怪 午前二時頃である。突然じょんがくんくん鳴きだした。余りしつこいので、階下に降りていくと、抱きついて離れないのだ。なにか恐怖に怯えてそうである。なにか変わった様子はないかとあたりを見回すが、それといって変わりない。トイレに小用に立つ間もくんくん鳴いている。そばにいてやると安心しているようだ。とその時急に様子が変わった。じょんの目線の先を見ると、ちいさなコオロギがぴょんと跳んでいる。これが原因かと思い、捕まえて棄てる。安心して寝るように言い聞かせ、2階に上がる。少しの間静かだったが、やがてまたくんくん鳴き出す。たまらずかみさんが起きていくと、同様に抱きついて離れない。コオロギはもうけりがついたはずなのに、、、、、ひょっとするとじょんは私たちには見えない何かに怯えているのではないか。山ちゃんの愛犬アトムが入院したのは確か8月6日だった。でも亡くなったのは10月だから関係ないか、、、などと考えていたら、「今日はペロの命日や」なんて言い出した。ペロの写真はじょんの部屋のテレビの上に飾ってある。ペロはアトムが火葬された霊園に眠っている。なにか因縁話がつながって真夏の怪談話のようになってきた。後で「ペロの命日はあさってやったわ」なんてことになり、やはりあのコオロギが原因だったのか。とするとなんとも情けないじょんである。

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