或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

アルフィー

2006-09-11 06:09:49 | 350 映画
最近観たのが、映画「アルフィー(Alfie)」(2004年)のDVD。1966年にヒットした同名映画のリメイク。バート・バカラックの名曲がテーマ曲ということで興味を持っていました。内容は、NYへやって来た英国の若者が、様々な女性遍歴を重ねていくというラブストーリー。主演は上の写真のジュード・ロウ。可愛いくて、なかなかのイケメン。プレイボーイの役どころにピッタリ。

これに絡む女優陣が、シエナ・ミラーからスーザン・サランドンまで、幅広い年齢層。キャッチコピーは、「誰かを本気で愛したこと、ありますか?」。たぶん普通の人には、「身を焦がすような真の恋愛をしてみませんか?」という誘いに聞こえるけど、この主人公には、「アンタ遊び以外で女とつきあったことあんの?」と、ちょっとキツーイ戒めに聞こえるんだろうなあ。

最初は、よくある女性遍歴ひらかし系のコメディ映画かと思っていたけど、途中からは、そのしっぺ返しが、ツケで廻ってきて孤独につながっていくという、心の寂しさを描いたヒューマン映画へ。でも、前に観た「Autumn in NewYork」程は白々しくなくて良かった。

全編を流れる音楽を、あのミック・ジャガーが担当。これはこれで映画にフィット。でもぐっときたのは、やはりエンドロールの途中から挿入されるテーマ曲。“ジャニスの再来”と形容される英国の白人シンガー、ジョス・ストーン(Joss Stone)が熱唱。ハモンドオルガンのバックも渋くて、ソウルフルでなかなかいい感じ。歌詞がこの映画にピッタリだったなあ。

それで面白かったのがウンチク。ほとんどが対女性に対する心得。中でも受けたのが、“どんな美人にも彼女に飽きた男がいることを忘れるな”という言葉。これは主人公の信条で、なんと彼の父親がくれた、たった一つのアドバイスなんだとか。うーん、やるなあ。なかなかクール。自分も、そろそろ息子にこんなアドバイスをしてやらなくちゃいけませんね。(笑)

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