帰省している息子とTSUTAYAへ行ったら、彼が借りたCDの中に、クインシー・ジョーンズの「The Dude」(1980年)が。モデルの山田優が出ているジンジャーエールのCMに、アルバムの最初の曲、“愛のコリーダ”が使われているからとか。家に帰って聴いたけど、懐かしかったなあ。どれもいい曲揃い。古さなんて微塵もない。改めて凄いと感じたのが彼のプロデュース能力。彦麻呂風に言えば、さしずめ“ビッグネームの幕の内弁当やー“ってところかも。
古い話だけど、彼のアルバムを最初に買ったのは、1961年のニューポート・ジャズフェスティバルにおけるビックバンドのライブ盤。特徴である洗練された音作りがアレンジの中にたっぷり。テンションが多いけど音数が少ないから、すっきり爽やか。3曲目のバラード、”Evening in Paris”での若き日のフィル・ウッズによるアルトサックスソロが、鮮明に脳裏へ焼きついている。
その後シンセサイザーを取り入れ、よりカラフルで多彩に。そしてこの「The Dude」で一気にブレイクしたって感じ。思い出すのは“愛のコリーダ”を聴きながらディスコでよく踊ったこと。クラブじゃなくて昔はディスコ。まさに酒池肉林。楽しかったなあ。勿論息子には、そんな話はしてませんけど。
今回得意げに見せたのが、ボックスセットのCD4枚組み。タワーレコードで衝動買いをしたもの。時代順に代表的な演奏がピックアップされており、まさにクインシーの歴史の総ざらい。解説の冊子も充実していて、マニアにはたまらない。
だけど息子に一番受けたのが、久石譲の話。彼のこのペンネームは、クインシーの名前からつけられたことを説明。分かります?久(ク)石(イシー)譲(ジョー)。でもパクったにしては、渋くていい名前だなあ。話のついでに、“愛のコリーダ”という曲名は、大島渚監督の有名なハードコア映画からパクったという話をしようかと思いましたが、内容が内容だけに、やめときました。(笑)
クインシー・ジョーンズ・アット・ニューポート’61+1
The Dude
The Musical Biography of Quincy Jones
古い話だけど、彼のアルバムを最初に買ったのは、1961年のニューポート・ジャズフェスティバルにおけるビックバンドのライブ盤。特徴である洗練された音作りがアレンジの中にたっぷり。テンションが多いけど音数が少ないから、すっきり爽やか。3曲目のバラード、”Evening in Paris”での若き日のフィル・ウッズによるアルトサックスソロが、鮮明に脳裏へ焼きついている。
その後シンセサイザーを取り入れ、よりカラフルで多彩に。そしてこの「The Dude」で一気にブレイクしたって感じ。思い出すのは“愛のコリーダ”を聴きながらディスコでよく踊ったこと。クラブじゃなくて昔はディスコ。まさに酒池肉林。楽しかったなあ。勿論息子には、そんな話はしてませんけど。
今回得意げに見せたのが、ボックスセットのCD4枚組み。タワーレコードで衝動買いをしたもの。時代順に代表的な演奏がピックアップされており、まさにクインシーの歴史の総ざらい。解説の冊子も充実していて、マニアにはたまらない。
だけど息子に一番受けたのが、久石譲の話。彼のこのペンネームは、クインシーの名前からつけられたことを説明。分かります?久(ク)石(イシー)譲(ジョー)。でもパクったにしては、渋くていい名前だなあ。話のついでに、“愛のコリーダ”という曲名は、大島渚監督の有名なハードコア映画からパクったという話をしようかと思いましたが、内容が内容だけに、やめときました。(笑)
クインシー・ジョーンズ・アット・ニューポート’61+1
The Dude
The Musical Biography of Quincy Jones