或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ゼロハリバートン

2006-07-29 05:58:19 | 500 ファッション
ようやく梅雨が明けましたね。いやあ長かった。今年特にお世話になったのが、写真のゼロハリバートン、通称“ゼロハリ”のアタッシュケース。買ってからもう10年になるかな。所々キズがついたりヘコんだりして、かなり年季が入っている。でもそこが自分としては気に入ってます。

このアタッシュの利点は、雨に強いこと。どんなどしゃぶりでも水が中に入らない。完全防水。だから勉強用の参考書が濡れることもない。欠点は、物を取り出すのに、いちいち2ヶ所のラッチを外して開かなきゃいけないこと。それと、持っているのは軽量タイプだけど、アルミ合金製だからそれでも重いし、体に当ると実に痛い。これは電車通勤の場合、かなりのハンデ。

このブランドの名前が広まったのが、1969年のアポロ11号。そう、あの人類が初めて月の土地を踏むことになった宇宙船。ニール・アームストロング船長の有名な言葉、「これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」(That's one small step for a man, one great leap for mankind.)、なんていうのがありましたね。そこで月面採取標本格納器として使用され、月の石を地球に持ち帰った。いい宣伝になったんだろうなあ。

最近じゃそうでもないけど、買った当事はまだまだ珍しくて。特に飲み屋のお姉さんによくからかわれました。「何が入っているの?金塊?」って感じ。あまりによく言われたから、「いや、いつも札束を1億円入れて持ち歩いてるよ。ボスからいい女がいたら、交渉するように言われてるんだ。どう?交渉して欲しい?」なんて切り返してやりましたけど。(笑)

一番嫌だったのは、それから数年してブームがきて、ゼロハリや、その類似品等、銀色のアタッシュを抱えたビジネスマンが街に溢れた時。それからあまり持たなくなりました。でも最近じゃほとんど見かけないので、普通に持ち歩いてます。