或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

ピカソ(1)[学生時代]

2005-04-25 23:50:08 | 300 絵画
この間ブリジストン美術館に行ってから、なんかピカソが気にかかり始めました。広島市現代美術館で伝記風のビデオを見たことも一因ですが、あれだけスタイルが変化したこと、そしてそれに多くの女性が絡んででいることに興味をそそられました。(笑)

それで読み直したのが池田満寿夫の著書「私のピカソ 私のゴッホ」で、新たに図書館に行って借りてきたのが、タッシェン(TASCHEN)・ジャンボシリーズの「ピカソ」です。

前者は文庫本なんですが、あの池田満寿夫が極めて私的にピカソの印象を語っています。やはり四角四面の評論家お座なりの解説より、こういう同業者の本音の方が面白いですね。

後者はシリーズ物の一つで、大型本でしかも740ページもあり、図書館の蔵書の中でもひときわ目立ってました。内容は、ピカソの一生を絵と共にたどる形でまとめてあり、とても分かり易くて、初心者の私にはピッタリでした。値段も分厚い割には安いので、いつか買いたいと思ってます。

それで幼年から晩年までの作品を全て見終わって、これはじっくり紹介したいなと思いました、画風の変化と女性との関係にも焦点を当てながら。(笑)

ということで初回は彼の学生時代の作品の紹介です。マラガ生まれの彼は、美術教師であった父の転勤で14歳の時にバルセロナに移り、美術学校に入学します。写真はバルセロナのピカソ美術館にある「乱れ髪の自画像(Autoportrait mal coiffe)」(1896年)で、なんと15歳の時の作品です。

この時代の巨匠って、若い頃はこういう画風が多いんですが、ほんとウマイですよね。

絵画写真の引用元:「ON-LINE PICASSO PROJECT」(http://csdll.cs.tamu.edu:8080/picasso/)

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