白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

ライチョウ会議

2010年11月13日 | 
昨年白山でライチョウが発見されてから、注目を浴び、急遽金沢に専門家が集りライチョウ会議を開くこととなった。
会場のしいのき迎賓館は旧県庁の本館を化粧直ししたもので、2階、3階の会議室はこじんまりと落ち着いた雰囲気でレクチャーに向いている。目新しい発表は、白山でライチョウが確認された前年の2008年、登山者がライチョウ1羽の写真を撮っていたこと、1955年に平瀬道上部でライチョウ親子が観察され、親1羽の写真が残っていることなど、戦後も何度か白山でライチョウが見られていることだ。70年ぶりに確認という発表は揺らいできたことになる。
信州大学の中村浩志教授によれば20年前に国内で3000羽いたライチョウは現在1700羽と推定されている。第2のトキとならないように日本産のライチョウを守って行かなければならない。

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