白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

篁 牛人を観る

2021年12月19日 | アート
テレビのぶらぶら美術館を見ていて、この作家の記念館が、今まで何度か行った富山市民俗民藝村にあると聞いてビックリした。
知らなかった。是非見たい。それで雪の中、友人と一緒に出かけた。

実物は、やはり凄い。越前和紙にに墨を擦り付けているかと思うと、細い線で踊るように人、鳥、果実を描いている。
見ていて、寒さも吹っ飛んでしまった。






無名塾の観劇

2021年11月15日 | アート


友人とともに、仲代達矢のお芝居を見て来た。

能登演劇堂は年配のファンでビッシリ埋まり、幕が上がり、中央に一人座った仲代達矢が第一声を発するや、その声はよく通り力強く、一気に聴衆は舞台に引き込まれる。
ものがたりは、単純明快、分かりやすく、最後に派手な太刀まわりまであり、仲代の為の演出だったようで、1時間半はあっという間に過ぎてしまった。

穴水でお昼にカキ貝のフルコースを食べてきたがシーズン始めで、小粒で美味しかった。


戸出雅彦 陶展

2021年11月07日 | アート


野々市市 郷土資料館で 戸出雅彦 陶展が開催されている。

古い商家を資料館として使っている部屋に 新しい感覚の陶芸作品が良くマッチしている。

戸出雅彦さんの作品と神保裕さんの絵とのコラボが、また良い。



十二の鷹

2021年10月15日 | アート
国立工芸館で、今公開されている、鈴木長吉の「十二の鷹」を見て来た。

1893(明治26)年にシカゴ万国博覧会に出品された象嵌、鋳造の作品で、制作にあたって、実際に鷹を飼い写生を繰り返したと言う。







鷹の習性まで表現しているようだ。

勝興寺でアート

2021年09月30日 | アート

伏木 勝興寺で今 開催されている現代アート展を見て来た。

この地は、8世紀律令時代に越中国の国府が置かれ、大伴家持が赴任していたところ。
戦国時代前期には、越中一向一揆の拠点であり、前田利家が進出して以降は、寺院の安全と保護を約束され、今は浄土真宗の大寺院となっている。



作品は、竹ひごを編んで作られた巨大な物体や、吊り下げられ、ひらひら揺れる綿布、漆、陶土の小品など、多種並んでいた。
10月24日まで小松の那谷寺、越前市の大瀧神社、岡太神社などでも展示される。

金石の街が試みたこと。

2021年07月25日 | アート


「かないわ楽座」は、商店街の活性化や、人集めの派手なイベントでなく、余所者のアーティストが、地域の人たちと語り合い、意見交換を重ねて、街の未来を考えるのが目的らしい。



宮腰緑地では不要になったおもちゃ、絵本の交換などが行われていた。


彫刻部門で入選

2021年03月30日 | アート
「石川の石を彫ろう会」会員の松井弘江さんの作品が、伝統ある現代美術展の彫刻部門で入選され、今その作品が21世紀美術館にて展示されています。



私たちの講師を始め、県内著名作家の作品と肩を並べて並んでいます。



兼六園の桜も満開、21世紀美術館の来館者も多いですね。


灰塵に帰したが

2021年03月22日 | アート


彫刻家 今 英男氏は 昨年焼失した 沖縄首里城の彫刻部門を担当しておられた。
井波彫刻を修得され、彫刻作品を全国各地で発表する一方で、首里城の復元に心血を注がれたが、その様子が、県立歴史博物館に展示されている。





吉野谷工芸の里でも、良く作品を目にした。


工芸展見て歩き

2021年03月05日 | アート


伝統九谷焼工芸展に出品されている作品の中で、異彩を放っている。
上部の葱坊主の様な球体には、薄い白磁の切片が一枚一枚貼り付けられている。地から伸びる胴体の曲線が優雅だ。



金沢市工芸展の漆芸、2作。
彫り込まれた板の文様と何度も磨かれた拭き漆が光っている。



富山でアート探訪

2020年12月01日 | アート


友人と3人で、美術鑑賞を目的に富山へ出かけた。
まず、石彫刻の講師、小尾 昌弘さんの作品展。黒い御影石を磨き、刻んだ小品が多数。同時に展示されている松尾 大介さんの金属をあしらった造形作品。デパートのホールが狭くて、折角の力作が映えない。残念。

続いて、近くの富山市ガラス美術館へ行く。
内外のガラス造形作品が並んでいるが、美術館は市立図書館と併設されていて、エスカレーターで5、6階まで移動しながら鑑賞するようになっている。色と形、光を利用したガラス作品は、多様性を秘め、見ていて楽しい。

午後は、富山駅北口の近く、楽翠亭美術館を訪れた。
広い日本庭園と、家屋は井波彫刻の欄間や、屋久杉の天井に囲まれた静かな空間に、陶芸、絵画、書、彫刻の作品が展示されている。石黒宗麿、川喜田半泥子、楽吉左衛門の茶碗にルーシー・リーの作品もあった。

芸術三昧に酔い、富山のおいしい魚とお酒を頂き、出発間際の高速バスに飛び乗って、金沢へ帰った。


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