はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

さようなら、ドラえもん?

2004-11-21 22:46:24 | 藤子不二雄
 アニメ「ドラえもん」、来春声優交代。とうとう、来るべき時が来たという感じだ。
 思えば、来春の映画公開中止が発表された時に、すでにある程度、この事は決まっていたのかもしれない。実際、あの時に2006年の新作映画は、スタッフの入れかえがあると言われていた。そして、10月に起こった突然のレギュラー放送休止→「銀河超特急」4分割放映。これによって、その前の改変期特番で潰れた分を合わせて、2ヶ月近くの新作放映休止となった。月刊テレビ情報誌にはレギュラー放送の予定がでていたのにも関わらず、突然こんな事態になり、制作上の何らかの障害が生じたのだろうとは思っていたが、声優交代の報を聞いた今となっては、レギュラー5人のどなたかが出演不可能な事態になったのでは、と思わざるを得ない。小原さんとたてかべさんは少し前に「笑っていいとも」に出演していたし、野村さんは「サザエさん」のワカメ役を休んではいないので、大山さんか肝付さんが怪しい。そう言えば、1985年末には肝付さんが5回ほど休んだ事があったが、もうあれから20年近く経つのか。あの時の龍田直樹氏の代役は見事だったが、それでも聞き慣れたスネ夫の声とは微妙に違って、違和感を覚えたものだ。それが、今度は5人全てが変わる。
 これは、ここ2,3年よく使われてきた「リニューアル」という言葉ですませられる問題ではないだろう。はっきり言って、歌や脚本・演出など色々変わってきた中で、唯一守られてきた「声」が、まるっきり別人になってしまえば、番組としても別物だろう。現段階では「若手と交代」としか分からないが、誰に変わっても、新声優陣がどれだけこれまでのイメージを引き継ごうとしても、無理なものは無理だ。
 実は、秋以降のアニメ「ドラえもん」には、少し期待していた。と言うのも、予定されている新作は、この前潰れた特番で放送されるはずだった「真実の旗印」をはじめ、「グルメテーブルかけで食べ放題!!」「透視シール」など、これまでのオリジナル路線から原作リメイク路線への転換が期待できたからだ。しかし、それも今となっては「最後の花道」にしか思えない。雑誌「ぼく、ドラえもん」での声優インタビューや座談会も、同様だ。
 こうなったら、「声優の交代」だけでなく「ドラえもん」という番組そのものを、来春(改変期を考えると3月か)で、一旦終了させて、新声優版は「新 ドラえもん」でも「ドラえもん RePure」でもいいから、今までとは別番組として、いっそのことスタッフと主要メンバー以外の声優も総入れ替えで、別番組としてやり直して欲しいものだ。そのくらいはしてくれないと、25年間あの声に馴染んできた者としては、心の整理がつかない。2006年に作られる予定の新作映画も、観る気がかなり低下してしまった。
 ここまで、正直言って頭の中が混乱した状態で書いたので、文章がおかしくなっているところもあるかもしれないが、それだけ衝撃を受けていると言う事で、ご容赦いただきたい。

(翌日、続きの記事を書いています)