ぴかコミ「パーマン」第4巻発売

 ぴっかぴかコミックス「パーマン」第4巻発売。これまで、ぴかコミでは「ドラえもん」以外の藤本作品は全て3巻止まりだったので、今回の4巻刊行は意外だった。

 内容を見ると、「パーマンは悪い子」「二人組のサギし」「ケチ社長」「飛行き強とう」の4本がFFランドに収録済みで、残り6本は初単行本化作品。3巻までで、これまで単行本化されていなかった「小学一年生」「小学二年生」作品の多くが収録されたので、4巻はFFランド収録作品中心になるのかと思っていたら、「幼稚園」掲載のカラー作品が収録された。考えてみれば、すでに「カラー版ドラえもん」「モッコロくん」でも「幼稚園」作品は収録されているので、不思議ではない。
 3巻までと同じく低年齢向けのため、どちらかというと単純な話が多いが、「こおりついたパーマン」「ひみつのクリスマス」は、なかなか読み応えがあった。どうでもいいが、「こおりついたパーマン」に出てくるアイスマンの笑い声が「わはははは」ばかりなので、ついつい、くらやみ団を連想してしまう。どうやら私も、もはやのがれることはできないようだ。

 ところで、ご存じの方も多いだろうが、ぴかコミ「パーマン」は、1巻=1号(「パーマンセットのひみつ」)、2巻=2号(「バナナとけんじゅう」)、3巻=3号(「パー子という名の女の子」)と、巻数と対応するパーマンにちなんだ話が収録されており、4巻には当然4号の活躍する話が入っている。
 発売前には、FFランド収録作品であれば「ケチ社長」あたりが選ばれるのではないかと予想していたのだが、本当にそうなってしまった。確かにパーやんらしい話なのだが、単行本化されていないパーやん活躍話の発掘を期待していたので、ちょっと残念だ。
 もし、「パーマン」5巻が出るとしたら、今度はパーぼうの話が収録される事になるのだろうが、これこそFFランド第6巻に収録されている話くらいしか思い当たらない。FFランドでは7・8巻にもパー坊は登場するが、大した活躍の場面はないのだ。どうなる事やら。

 話は変わるが、最近、書店でぴかコミの扱いが悪くなっている気がする。これまで既刊のほとんどを置いていた近所の某書店は、今月から「ドラえもん」など一部作品しか置かなくなったし、その他の書店でもあまり見かけない。幸いにも「パーマン」第4巻は発売日に入手できたが、手塚治虫「ふしぎなメルモ」第1巻はまだ見つかっていない。手塚作品でさえこのような有様なのだから、これからは確実に置いてある店に行った方がいいかも知れない。
 来月の藤本作品は「ウメ星デンカ」第1巻。これまで同様、カラーページありで未収録作品も入るとの事。機会があって一部の未収録作品を読んだことがあり、クルクルパーを扱った話が印象的だったが、ぴかコミ収録は無理だろう。いずれにしても、「デンカ」未収録作品は、まだ本格的にはチェックしてないので、楽しみだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 続・秋終了ア... ぴちぴちピッ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。