「平成」時代の終わりに

 あと少しで、30年ちょっと続いた「平成」の時代が終わりを迎える。そこで、この「平成」時代を振り返ってみたいと思う。

 思い返せば、「昭和」が終わって、「平成」になったのが、西暦で言うと1989年のこと。1月7日までが「昭和64年」で、1月8日からが「平成元年」となった。
 当時、私は中学生だった。ちょうど、冬休みが終わって学校が始まろうかという時期だった。ひさしぶりに登校したら、担任がこのことについてコメントを述べていたのが思い出される。
 「昭和」→「平成」の代替わりは、今回の「平成」→「令和」とは違って、昭和天皇の崩御によって起こったものであるので、今回のような一種お祭り騒ぎのような状況とは違い、落ち着いた雰囲気の中での「平成」開始だったように思う。
 よく言われるが、前年の1988年あたりから、「天皇のご容態」がテレビで頻繁に流れるようになり、イヤな予感がしていた人も多かったと思う。そんな中での出来事だったのだ。もちろん、今回のように一ヶ月も前に新元号が発表されると言うことはあり得ず、発表されたのは改元前日だった。

 そんな感じで「平成」時代に突入してから、はや30年。中学生だった私も、高校生、大学生、社会人と着実に歳をとってしまった。はっきり言えば、すっかりおっさんになってしまった。
 いずれにせよ、人生の4分の3以上を「平成」で過ごしてきたのだ。もう、「昭和」ははるか昔のことのように思える。

 その「平成」30年間で変わったこと、変わらないこと、いろいろとあったが、どちらかというと私自身については変わっていないことの方が多いように思う。
 中学生の時と変わらず、マンガを読んでアニメを観て楽しんでいるし、藤子不二雄作品や手塚治虫作品は未だに私の中で大きな位置を占めている。まあ、人の好みがそうそう変わるわけはないのだ。ある程度の年齢になれば、なおさらだろう。
 逆に、「変わった」事の代表格は、テレビ放送の録画に関することだろう。VHSからS-VHSを経て、DVDレコーダーへと変わり、現在はPCとBDレコーダーで運用している。
 「番組を選んでビデオテープに録画する」と言うのと、「録れるものを録れるだけHDDにとりあえず録画する」と言うのは、全く違う。PCや家電などで形態は違えど、HDDへの録画ができるようになったのは、ある意味では革命的であると思う。「平成」時代が始まった頃には、全く考えられなかったことだ。
 携帯オーディオがカセットテープによるものから、HDDにデータとして曲をためる形式になったのも、個人的にはかなりの変化だ。カセット時代はA面・B面でそれぞれ曲の収録時間を計算して、収録順や面の割り振りを考えていたものだが、そういった事が全く不要になり、プレイリストを作ればどんな順番でも再生できるようになったのだから。
 こうして考えてみると、テレビ録画にせよ音楽にせよ、デジタルデータをHDDやメモリーカードなどで扱えるようになったのは、非常に大きい。技術の進歩とは、ありがたいことだ。

 明日からの「令和」時代が、私にとってどんな時代になるか、それはまだわからない。
 しかし、今度は中年から老年に至る時代になるのは、間違いない。そんな中で、どのように生きていくか。などと書いてみたが、やっぱり金曜19時にはアニメ『ドラえもん』を観ているんだろうな。放送時間が変わりさえしなければ。考えてみれば、『ドラえもん』の放映枠も「昭和」時代から「平成」をまたいで「令和」まで変わらず放映されているのだから、これはすごいことだ。

 ともかく、私にとっては、「令和」が人生の後半生になるのだろうから、一日一日を大切に生きていきたい。そんなことを思った、「平成」最後の日だった。
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