引っ越しました

 今年もあと半月足らずとなってしまった。本当に、時の経つのは早いものだ。
 前回の更新から2ヶ月近く経ってしまったが、その間は表題の通りで、仕事以外の時間の大半はひたすら引っ越し準備&片づけの作業をしていた。


 引っ越しについては、10月にこちらのエントリでも触れている。なので、内容的にいくらか重複するところはあるが、今回の引っ越しについて、概ね片づけまでが終わった時点でのまとめ&感想を、あらためて書いておく。
 さて、まず根本的な「引っ越し」というものに対する認識についてだが、正直なところ、実際に行うまでは「ものを箱に詰めていけばそのうち終わるだろう」程度に考えていた。今までに引っ越しをしたことがないわけではないが、それらはいずれも家族での引っ越しだった。一人暮らしで、自分で行う引っ越しは、今回が人生で初めてだったのだ。家族での引っ越しは何となく作業していたら済んでいた感じだったせいもあって、私の引っ越しに対する認識は、非常に甘かったと言わざるを得ない。
 基本的に引っ越しの準備が「荷物を箱に詰める」作業のくり返しであるのは間違いないのだが、私の場合は荷物の大半が本であり、しわが寄らないように方向なども考えて、しかも帯が破れないように気を付けて箱詰めしなければならず、作業は遅々として進まなかった。また、本にはついつい読んでしまうという危険性もあり、それでさらに作業は遅れてしまうのだった。結果として、平日はせいぜい一日三箱程度しか詰められず、そのしわ寄せは休みの日に来るのだった。特に引っ越し当日の前の二日間は、酷いものだった。
 ちなみに、引っ越し会社の見積もりにより届けられた段ボール箱の数は、小×70・大×20の計90箱。重さの問題で、本などは小の箱にしか詰められないので、どうしても箱の数は多くなった。結局、実際に詰めてみると見積もりを軽くオーバーして、小×120箱となった。内訳としては、本が85箱、DVD(セル)が5箱、CDが5箱、DVD-RAM(録画)が12箱、ゲームソフトが5箱、その他が8箱となる(記憶で書いているので、多少は違うかも知れない)。とにかく、見積もりのプロの目から見ても予想外なほどに荷物があったわけで、これには我ながらあきれてしまった。

 軽く120箱と言うが、これだけの数の箱を家の中に置かなければならなくなると、どういう事が起きるか。答えは簡単で、最終的には置き場所がなくなるのだ。部屋の中においてある棚などはそのままにして、空いているところに箱を置いていくのだから、当然の事だろう。結果として、引っ越し前の一週間ほどは、布団を引くスペースもなくなり、夜はまともには眠れなかった。この頃になると、寝るスペースどころか座るスペースすらまともなかったくらいだ。
 その時期の部屋を撮った写真が残っていたので、参考までにここに紹介しておく。









 上の2枚の写真は、同じ部屋を違う方向から撮ったもの。色々と汚い写真ですが、ご容赦下さい。


 と、言うわけで120箱に及ぶ箱詰めは引っ越し前日の深夜までかかり、情けないことにいつの間にか寝落ちしてしまい、引っ越しのスタッフが鳴らしたチャイムで起きたという始末。結局、当日も箱が運び出される横で最後の5箱ほどの箱詰めをしていたのだった。

 引っ越し準備ではどのように箱に詰めるかに頭を使ったが、新居では基本的に箱から出すだけなので、こちらの方が比較的作業ははかどった。なにしろ、前より部屋が一つ多いのだから、とりあえず箱のままのものは「第三の部屋」に放り込んでおけばいい…と思っていたのだが、その第三の部屋がいっぱいになってもまだ箱はかなり残っており、結局引っ越してからの半月ほどは、どの部屋にもある程度は箱がある状態で暮らさざるを得なかった。
 そして、引っ越しをしてから非常に後悔したことが一つある。それは、段ボール箱表面に書く「箱の中身」の書き方だ。「漫画(新書版)」とか「漫画(B6)」のように書いてしまったので、具体的に何が入っているのか、開けてみないとさっぱりわからなかったのだ。「手塚全集」「FFランド」「F全集」のように、具体的に中身を書いたものもあるにはあったが、そうでないものの方が圧倒的に多かった。今度、引っ越しをすることがあったら、この点には気を付けよう。


 今現在(2013年12月19日)は、どうなっているかというと、大体は片づいた。段ボール箱が残り20箱まで減ったのだ。これは大きい前進だと言える。その20箱は「第三の部屋」(と、言うのもどうかな。一応、書庫にする予定)に置いてあり、他の部屋についてはほぼ片づいた。書庫についても、先の日曜日に新たな書棚を一つ導入して、それなりに整理が進んだ。これで「終わり」ではないが、快適な生活にかなり近づいていると言っていいだろう。
 この2ヶ月ほどは、「引っ越し」に振り回された印象がある。おかげで、7月期に引き続いてアニメがあまり観られなかった。今年1年で観たテレビアニメの本数は、ここ数年で最低だろう。来年は、ぜひとも落ち着いた暮らしをしたいものだ。
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