はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「タイムボカン オリジナル・サウンドトラック」発売

2005-08-03 22:35:31 | タイムボカンシリーズ
 本日「タイムボカン オリジナル・サウンドトラック」がついに発売。帯に「30年お待たせしました!!」とあるが、本当にそれくらい待った気分だ。実際には、サントラが欲しいと思ったのは「タイムボカン 名曲大全」が出てからなので、せいぜい12年くらいなのだが。いずれにしても、待望の発売だ。

 さっそく、一通り聴き終わってからこの文を書いているが、以前に予想したように、個人的に馴染みの薄いシリーズ1作目「タイムボカン」のBGM集であるため、あまり聞き覚えのない曲も多いが、以降のシリーズに流用されている曲もかなりあるようで、馴染みのある曲も結構入っていた。「ヤットデタマン」で毎回使われていたタイムトラベル時の音楽も入っているし、「ヤッターマン」で「あひるの女子高生」で出動メカを選ぶ時の音楽も「タイムボカン」が初出とは知らなかった。

 ともかく、収録時間78分25秒と、ほとんどCDの限界まで詰め込んでおり、非常に聴き応えがある。ブックレットの解説も充実しているし、いい機会なので、CDと一緒に「タイムボカン」を第1話から観直すのも面白そうだ。問題なのは、「タイムボカン」をLD-BOXでしか持っていないので、いちいちプレイヤーを出してきて観るのが面倒くさいという点だが。いずれは全シリーズをDVDで揃えたいと思っているが、金銭面の事情もあり、なかなか難しい。

 そして、第2弾「ヤッターマン」サウンドトラックは、10月26日発売。「ヤッターマン」こそ、何度と無く観た作品で、音楽も頭に染みこんでしまっているので、本当に楽しみだ。「ヤッターマン」に限らず、「タイムボカン」「イタダキマン」を除く5作は、本当に何度も何度も観ているので、どの作品の曲も、一日中エンドレスでかけていたいくらいだ。
 ブックレットによると、既に音楽集がCD化されている「イタダキマン」「怪盗きらめきマン」の2作を除き、一作1枚で6枚のアルバムにする予定とあるので、今後の展開に期待する。「売れ行き次第では7枚目があるかも知れない」ともあるが、「ぶたBOX タイムボカンこれっきり」に入っている「イタダキマン 音楽集」は収録曲が中途半端なので、ぜひ7作全てで決定版と言えるアルバムを出して欲しい。

ついに「タイムボカン」サントラ発売

2005-05-30 22:22:56 | タイムボカンシリーズ
 一年ほど前、このブログを始めた直後に、「なぜ出ないボカンBGM集」と言う記事を書いた。詳しくはこの記事を読んでいただくとして、タイムボカンシリーズのきちんとしたサントラは、10年以上待ち続けていたものだった。その念願が、ついに叶った。8月3日、「タイムボカン オリジナル・サウンドトラック」が発売される。

 なぜタイムボカンシリーズほどの有名作品のサントラが出ないのか、今まで不思議だったが、これまで所在不明となっていた音源もあったと言うことで、納得できた。それらが発掘されたからこそ、サントラ発売が決まったのだろう。中途半端に寄せ集めた内容で出されるよりは、ずっといい。
 まずは、シリーズ第1弾と言うことで「タイムボカン」が発売されるが、今回のCDを手がけている貴日氏の日記によると、続いて「ヤッターマン」までは確定、さらに続けて出していきたい意向のようなので、非常に楽しみだ。

 正直なところ、「タイムボカン」に関しては、シリーズの他作品と比べると観た回数が少ないので、BGMもそれほど馴染みがないものが多いのだが、それでも山本正之・神保正明両氏のBGMがじっくりと聴けるのは、やはり楽しみだ。それに、シリーズの慣例として、BGMが後の作品でも流用される事が多いので、作品ごとにCD化されることで、曲のルーツを辿ることも出来る。

 ともかく、8月3日が楽しみで仕方がない。ちゃんと「イタダキマン」まで全作発売されるといいなあ。今度こそ、イタダキマン登場と二段変身の曲をCD化してほしい。

「ヤットデタマン」DVD-BOX2発売

2004-08-27 23:47:58 | タイムボカンシリーズ
 予約していた「ヤットデタマン」DVD-BOX2が到着。これで「ヤットデタマン」全話がいつでも観られるようになった。しかし、実際にはまだ第16話までしか観ていない。7月以降毎週視聴するアニメが増やしすぎてしまって、そちらを優先的に観ているのだ。下手にDVDを持っていると「まあ、いつでも好きな時に観られるのだから、いいか」と思って、つい後回しにしてしまう。せめて、一日が25時間あれば、毎日1話ずつ観られるのだが。
 そして、「ヤットデタマン」のBOX2発売をもって、とうとうタイムボカンシリーズ全話がDVD化された。LDの時代には「ゼンダマン」までで止まってしまったので、今回は無事に全タイトルが発売されて、実にめでたい。私は今のところ、「オタスケマン」「ヤットデタマン」の2作しかDVDを持っていないが、いつかは全作を揃えたい。放映順に全作のDVD-BOXを並べたら、さぞいい気持ちだろう。
 今回の「ヤットデタマン」BOX2については、まずは特典の解説書を読んだが、笹川ひろし総監督の談話の中で、最終回でヤットデタマンがコヨミに正体を明かさなかった点は、私の今までの解釈と異なる意図があったようで、ちょっと意外だった。この事については、DVDで最終話まで通して観た後で、改めて書いてみたい。とはいえ、当ブログでの感想も9話までで止まっている現状では、はたしていつになったら最終回について書けるか、全く分からないが。

なぜ出ないボカンBGM集

2004-06-13 18:09:19 | タイムボカンシリーズ
 タイムボカンシリーズのサントラCDが欲しい。ここの所「ヤットデタマン」ばかり観ているので、改めて強く、そう思う。このシリーズは、歌に関してはビクターより何度もアルバムが発売されており、最初に出た「タイムボカン名曲大全」は既に廃盤だが、現在買える物でも

タイムボカン 名曲の夕べ
(「タイムボカン名曲大全」からドラマをカットして、「ヤットデタマン ブギウギ音頭」「悪役ドアが開く」「ヤッターマンの歌'93」「-さんあく18年-君を離さない チュッ☆」を追加)

タイムボカン シングル・コレクション
(各作品のOP・ED及び「おだてブタ」など挿入歌6曲と「絶唱カラオケマンの歌」を収録。「カラオケマン」以外は「名曲の夕べ」で聴ける)

の、2タイトルがある。「シングル・コレクション」の曲は「カラオケマン」以外は全て「名曲の夕べ」に含まれているので、挿入歌を含めてひととおり聴きたければ「名曲の夕べ」を買えばいいだろう。値段も1,000円ちょっとしか違わない。
 と、歌はいいのだが、劇中BGMに関しては、ほとんどがCD化されていない。わずかに「ヤットデタマン」「イタダキマン」の2作は、以前に出た7枚組箱入りの「ぶたBOX タイムボカンこれっきり」と言うシリーズのアルバム7枚を復刻したCD中にBGMも入っているが、唯一の本格的なBGM集の「イタダキマン音楽集」ですら、個人的に一番聴きたかったイタダキマン登場と二段変身の曲が入っていないし、「ヤットデタマン」に至っては、復刻されたのが歌中心のアルバムなので、わずかに「組曲ナンダーラ王国」(ジュジャク登場時の曲など)と「大馬神出陣」が入っているのみ。私は「ぶたBOX」は、ほとんどBGM目当てで買ったようなものだったので、当てが外れた。大巨神登場の曲も、タイム街道移動中の曲も、毎回ラストシーンに流れる曲も聴きたいのに、収録されていない。
 人気のシリーズだし、歌のアルバムは何回も出しているのだから、BGM集だって売れないとは思えない。それなのに出ないと言う事は、やはり長らくBGM集が出なかった「ドラえもん」と同様に、音源が散逸しているのではないかと思っていたのだが、2000年放送の「怪盗きらめきマン」では旧作のBGMもガンガン使っていたので、少なくとも全く行方不明と言うことはないだろう。
 全7作・8年間に渡る長期シリーズで、曲数も膨大だから、DVD-BOXのリリースに合わせて1作ずつ発売すれば買いやすかったと思うのだが、そのDVDも来月発売の「ヤットデタマン」BOX2で完結してしまう。それ以前の発売のチャンスとしては「きらめきマン」が放映された時があったが、この時も「きらめきマン」のシングルCDとBGM集が出ただけだった。
 とにかく、歌に関しては「タイムボカン カラオケ博覧會」(主な曲のカラオケ版と新録ドラマを収録)のような完全なマニア向けのCDまで出しているのに、BGMに関してはこれだけ消極的なのが不思議でならない。とりあえず、「たのみこむ」で「全作品完全音楽集」が発案されている。地道にこう言ったところから活動するしかないのだろうか。

「ヤットデタマン」5~9話雑感

2004-06-12 22:00:29 | タイムボカンシリーズ
 おどろき桃の木山椒の木、一気に時を渡りきり、ついに出た出たやっと出た!。と言うわけで、最近は頭の中が「ヤットデタマン」漬けになっている。先月発売になったDVD-BOX1で1話から順に観直して、改めてはまってしまったのだ。最近は、外を歩いていても、頭の中で「ヤットデタマンの歌」や「ヤットデタマン・ブギウギ・レディ」が鳴り響いていることが多いし、ついつい劇中や次回予告のBGMを口ずさんでしまうほどだ。やはり今観ても面白いし、曲は耳について離れない。
 しかし、発売から20日以上経ったが、まだ第9話までしか観ていない。7月にDVD-BOX2が出るまでに全部観てしまっては間が持たないので、2日に1話くらいのペースで観ようと思っているので、ほぼ予定通りなのだが、別に意識して2日に1話にしなくても、残業があったり用事が入ったりで、なかなか毎日観る時間が作れない。
 そんな訳で、旧日記で書いた感想の続きを、今回は9話まで書いてみた。


第5話「エジプトの王子 コマロ?」
 4話までは、ほとんど記憶に無かったが、ようやく「ああ、そう言えばこんな話があったなあ」とおぼろげながら思えるようになった。
 本話は、コマロ王子のそっくりさんネタ。悪くはないが、こう言う話はもっと後に持ってきた方がよかった気がする。本話では、ただ二人が入れ替わっただけで、もう一ひねりに欠けていた。ちなみに、顔がそっくりなだけでなく声も同じなので、場面によっては紛らわしかった。

第6話「見つけた! 不老長寿の木」
 ようやくミレンジョ一味の「猿芝居」が本格的になってきた。感動して涙を流す大巨神は何度見ても笑える。また、大巨神と大天馬のスーパードッキングが無く、大天馬はサポート役に徹している点が珍しい。と思ったら、メカ戦終了後に去っていく大馬神を見送るヤットデタマンが描かれているので、帰るためだけに合体したらしい。そう言えば、大巨神登場のBGMは、後半ではいかにも大巨神らしい勇壮な曲だが、初期は神秘的な感じの曲が流れている。後期の曲が耳に馴染んでいるので、ちょっと違和感がある。

第7話「アトランティス 大沈没!」
 タイトルに反して、アトランティスは最後まで沈没しない。ただ、そう言う予言が出てきただけ。今回は、第2話以来久しぶりにドンファンファン伯爵が登場したが、2話に続いて、単なる顔見せ程度の出演。この頃はスタッフも、どう扱うべきかまだ把握していなかったのかもしれない。途中から歌いまくるようになったのは、山本正之声だからか。

第8話「信長の ゾウリが飛んだ!」
 今回はメカ戦がよかった。なぜか大馬神と悪役側のゼブラメカのレースとなり、負けた方が自爆というルール。単純なメカ戦でなく、ルールに従って自爆という流れは後期の「ヤッターマン」を思い出させられる。もちろん大馬神の勝利だが、お約束通り敗因はコケマツの余計な工作のため。
 更に、猿芝居でもコケマツの口から「会津若松のおハナちゃん」と、懐かしい名前が飛び出して、思わずにやり。やはり「ヤッターマン」を意識していたのだろうか。とどめは、去っていったと見せかけて、土に潜って三悪の話を盗み聞きしていた、性格の悪い大馬神。やはり、彼はこうでなくては。

第9話「天才画家の モデルはブタ」
 今回は、メカ戦開始時に「大激怒」への伏線が張られていた。ほとんどノリで作っているような本作においては珍しい。今回、ジュジャクは黄金のブタに変身していたが、ブタというと「イタダキマン」の最終回を思い出してちょっと悲しくなる。
 ちなみに、ゲストキャラ・ミケランジェロの声は神谷明。ワタル役の曽我部和行との絡みで「メカンダーロボ」を思い出し…はしなかったなあ。キャラが違いすぎる。


 以上、第9話までの感想。そう言えば、ここ3回くらいササヤキレポーターが出てこないが、どうしたのだろう。再登場の際にはコヤマカメラマンを引き連れて「ご無沙汰しておりました」と言ってくれるのだろうか。また、「スカドンの奇人変人コーナー」も、まだ始まっていない。シリーズ終盤に至っては、ミレンジョ姫に「気味が悪いにも程がある」とまで言わせたあの奇人変人ぶりを、早く観たいものだ。さて、今日は第10話を観るか。