はとちゃんランを始めた、はとちゃん

私のかけごえに、あわせて
はとちゃんランをする
はとちゃん。

はとちゃんは、あいかわらず
私に甘えて、肩の上に乗って
やすんでいます。

マンションから出るときは
たいへんです。
私の肩に、ひっついて
はなれないのです。

私が外に行ってほしく
ないようです。

そこで、出入りの時に
はとちゃんランを再開しました。

巣のところで「はとちゃん
ほい、ほい、ほい。」
と、掛け声をかけてあげると
はとちゃんは、とても喜んで
巣のまわりを、かけまわります。

のどをふくらませて、大きな声で
なきながら、巣のまわりを
何周もします。

そして、そのあいだに、
流し台に、飛び移ったりします。
すぐに、また巣に
飛び戻ってきます。

この、せわしないこと、せわしないこと。
はとちゃんの目は、らんらんとしています。

こうしながら、私たちの
おだやかな日々が過ぎていきます。