私の帰りを待つ、はとちゃん

巣の所で
私の帰りを
まつ、はとちゃん。

はとちゃんが、私の帰りを
待つ場所は2か所あります。

ひとつは、リビングの
棚の上です。
この時は、はとちゃんが
余裕がある時です。

「いつ帰ってくるのかな。
まあ、わたしにも、
やることがあるし。」
という感じで、私が
ドアを開けて、帰って来ても
ゆっくり玄関まで飛んできます。
「おかえりなさい。どうでしたか。」
と、云っているようです。

もうひとつは、玄関の
巣の上です。
このときは、すこしさびしくなって
私を待っているようです。

私が玄関にはいるやいなや
巣のまわりを「ぐるっく、
ぐるっく。」なきながら
行ったり来たりします。

「やっとかえってきましたね。
待っていましたよ。」
と、云っているようです。

こんな時は、しばらく
はとちゃんの、お相手をします。

はとちゃんに顔を近づけながら
「はとちゃん、ほい、ほい、ほい
ほい。」と、声をかけてあげます。

これが、はとちゃんには
とてもうれしいようです。
巣の周りから、となりの
ながしまで、のどをふくらましながら
大きな声で「ぐるっく、ぐるっく
ぐるっく。」なきながら、飛び回ります。

私がやめるまで、いつまでも
つづけます。
これがあるので、よほどのようが
ないかぎり、遠出が出来ません。

はとちゃんが、かわいいので
これもしかたないと、思っています。