はとちゃんクラブ

コンパニオンピジョンの会の会報誌

早すぎた一ヶ月目の放鳥

2007-07-25 14:07:47 | Weblog
はとちゃんが狭い部屋の中を飛んで窓ガラスやガラス戸に当たるのを見て
その時なぜか急におもってしまいました。
「はとちゃんは戻りたいのではないだろうか」
今にして思えば、鳥は感覚で飛ぶので、初めての狭い部屋で
ぶつかっただけなのではないでしょうか。

「はとちゃんの意思を確かめてみよう。」
1月の中旬ごろの寒い晴れた日の午前中、私は、はとちゃんを助けた
近くの公園の池のほとりに連れて行きました。
そこははとのたまり場の様になっていました。
ベンチの上にかごを置いてふたを開けました。
はとちゃんはしばらくかごの中から外をのぞいていました。
やっとのことで外に出て他のはとにちかずいていきました。
その姿を見て、むねがいたくなりました。
「はとちゃんは他の大人のはとと較べて身体の太さ、大きさ
が半分ちょっとだったのです。その上右の翼は尾羽の下にさがったままでした。」
明らかにたった1羽だけ姿が違っていたのです。

えさをあげてみよう。私は車でいつも買っているお店ではとのえさを買い
はとちゃんのいる場所に急いで戻りました。
はとちゃんは近くの木の上に止まっていました。
早速えさをはとにあげてみました。大人のはとたちに負けてしまい
全くえさを食べれませんでした。

その時急に胸がどきどきして思いました。
「このままでは、はとちゃんは死んでしまう。」
そう思ったときにかごを車の中に置いてきた事にきずきました。
コメント
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