ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

俳句教室

2010-06-10 17:50:01 | Weblog

  先日(6月7日)は72句の掲出句でした。久しく一句だけ特選を頂きましたが、後二句は大幅に添削頂きました。兼題は「夏の花」でした。

 特選句      佐渡はるか暮れゆく海や棕櫚の花  和子さん

 特選句      雨上がり白帆の如く山法師       智子さん

 特選句      実桜や程好くうつる鏡石         みどりさん

 特選句      校門に梔子香る少年期         正義

 特選句    カソックの急ぐ後ろでに薔薇一輪    忠男さん

            (カソック=修道僧の長い黒衣)

            純白に無垢となりしや水芭蕉        正義

先生の添削句    水芭蕉純白無垢な妻なりし (なんだか照れくさい句となった。)

          牡丹散り庭に淋しさのこりをり         正義

         先生曰く、散れば淋しいのは当たり前、句の詠み直しとなる。

 


雪の下

2010-06-09 09:24:42 | Weblog

石垣の陰に生るかな鴨足草

 

 次回の俳句教室に先生からいただいた兼題は「雪の下」「鴨足草」「虎耳草とも表現して雪の下と読む。湿った陰地の岩場などに自生する多年草で、人家の裏の石垣に栽培されることも多い。城跡の陽の当らない場所にひっそり咲いているのを以前から知っていたので、PCのピクチャーに保存しておいた。花は目立たないように咲いて、小さな弱々しい花ですが、その可憐さが好きだ。今年はまだ梅雨に入らなくカラカラ陽気なので咲いているかなと心配になってきた。葉は、天ぷらやおひたしなどにして食用にされるほか、やけどやはれ物の患部に貼り付けると治癒をうながす効果があり、古くから民間薬として利用されている。


 

 

 


片思いの人

2010-06-08 12:21:22 | Weblog

 秘めし人想へば汗の沁みにけり

 偶然に、40年以上も会うことがなかった片思いの秘めたる人と、歩くコースの新しく出来た「高橋まゆみ人形館」の前で遭遇した。私のほうは直ぐに、かの女性だと分かった。「こんにちはしばらくでしたねお元気でしたか、覚えていなさらないと思いますが長谷川です」と、自然体で挨拶した。女性は戸惑っていた様子でしたが、私を思い出したのか突如微笑を浮かべて、「あの長谷川さん」と言って思い出してくれた。一瞬安堵の気持ちがひろがった。彼女は数人の友達と来ていたようでしたので、長くは話すことが出来なかったが、また連絡下さいと、小さな紙に走り書きした、住所と電話番号のメモを渡してくれた。なんだか晴ればれとしたような冷や汗の出そうな一齣であった。

恋人になれず終ひよリラの花

三枝恵子


合歓の花

2010-06-07 04:49:14 | Weblog

 

 

夕雲に目をさまさずや合歓の花

昨年は遅かったので、今年こそは合歓の花が見られるかなと「湯滝温泉」の周辺の花の盛りを見たいと思い立ち、車を飛ばした。残念なことに、まだ梅雨がやってこないせいか、小さな花弁がやっと芽生え始めピンクの淡い色が薄かった。合歓の木は、川の流れの近くのわりと水分が多い土壌に繁殖している。以前バス旅行で新潟から会津につながる国道49号線に沢山生殖している合歓の花を見た。国道から、見降ろし、つながる景観は素晴らしいかったことを昨年もブログにした記憶がある。ついでに「湯滝温泉」にゆっくり浸かり帰途に着いた。




友の一周忌

2010-06-06 07:38:56 | Weblog

天界の友の写した花菖蒲

 病葉(わくらば)や無言のままに友が逝く

すぐ上の句を詠ったったてから早一年が過ぎた。67歳の死であった50年前同じ電車で通った竹馬の友である。独立した商売は紆余曲折があったようだが晩年は軌道に乗り余裕を見せる彼であった。彼との友情の歴史を紐解くと改めて目頭が暑くなる。彼が数年前に何処ぞへ旅をした折に置いて行った花菖蒲の写真を眺めながら彼との一齣一齣を思い出す日となった。

 


隣の席の人

2010-06-05 08:22:37 | Weblog

 

夏の旅隣の人も寡黙なり

(日本で唯一の浜辺を走る天然砂浜のドライブウェイ千里浜)

この度の能登の旅で、私は病気持ちですので一番前に席を心配していただいた。親しい仲間は後ろの席でした。隣の方は勿論初めて会う須坂の方で、私と同じくらいの年齢の方だった。「長谷川です二日間よろしくお願いいたします」とこちらから声をかけると「須坂の中島ですこちらこそよろしく」と答えて下さった。車中、楽しくと思うのですが、私はどちらからと言うとだんまりの方ですが、中島さんも寡黙の人のようだった。なるべく私のほうから声をかけるようと努力しながらの旅でしたが、中島さんは誠実な静かな方だった。彼は彼なりに旅を楽しんでいることが途中で理解できましたので、私も気を使わずに自然体で接しようと心がけた旅であった。


客を迎える薔薇の花

2010-06-04 06:09:53 | Weblog

 

薔薇の前通る人たち若返る

大鏡バラに奪はれいい男

 薔薇は植物の中でも歴史が古く、とても種類の多い。そらぞれの自宅にある薔薇だけでも300種以上あると聞く、念願の青いバラは研究に研究を重ね、2006年についに世界で初めてバイオテクノロジーを用いた開発に成功し、『青い薔薇』が誕生した(サントリー株式会社とフロリジン社との共同開発)とネットにあった。孫の椋一君が明日中野市バラ公園のバラ祭りに幼稚園のバスで見学に行くそうだ。

 


風鈴の家

2010-06-03 17:58:57 | Weblog

風鈴に慰められてゐるやうな

風鈴やカラカラ軽ゐマニフェスト

歩く道筋に、写真の藤沢さんという大工さんのお宅がある。このお宅は一年中風鈴が鳴っている。二階の軒下から玄関口と風鈴が10個以上飾ってある。静かな街ですので風鈴の音が独り占めのように涼やかな風に乗っていろいろな音を立てていた。藤沢さんに「どうして夏が過ぎても風鈴を外さないんですか」と訪ねると、外すのが面倒で外さなかったら「風鈴の家」となり、人からもらった風鈴が増えているんだ。そんな分けで外し損なっているんだよ、と笑っていた。寒い冬の風鈴の音もまた良いものだ。


小鳩さん退陣

2010-06-02 18:28:28 | Weblog

突如とし政界うごめく夏怒涛

「私自身、この職を退かせていただく」。笑顔で親指を立て、続投をうかがわせた前夜から一転、鳩山由紀夫首相が2日、ついに退陣を表明した。米軍普天間飛行場問題、政治とカネの問題を理由に挙げ、小沢一郎・民主党幹事長にも辞任を要請。「とことんクリーンな民主党に戻そう」と訴えたが、参院選にも大きく影響しそうな“政権投げだし”に、党内にも困惑がみられた。 (産経新聞)  以前から予想していた通りになった気がするが、政治の世界は何時何が起こるか分からないとよく言われます。今度こそ国民の側に立ったクリーンな政治を衷心から望む。

 

 

 


能登へ写生の旅

2010-06-01 13:27:27 | Weblog

 

半夏生海に迫るや千枚田

一枚の空千枚の青田かな

NHK俳句王国より

    上句は七月十の日の俳句天国に作者以外の全出席者が選句した六点の佳句に驚きました。

 

30日31日の両日「水墨画協会北信支部」の募集で能登へ写生旅行に参加することが出来た。脳梗塞発病以来、旅行中再発して、皆様に迷惑をかけてはいけないと思い、団体旅行はお断りしていましたが、今回はゆったりとしたスケージールの旅でしたので、思いきっての参加でした。無事皆様と行動をともにすることが出来て少し自信がついた旅となりました。写真の国指定文化材 名勝 「白米の千枚田」は、輪島の中心から10キロほど離れた場所にある観光コースで有名な千枚田だ。写真に撮った千枚田を水墨画に挑戦したいと思ってはおりますが、かなり難航が予想される、途中で投げ出してしまうのではと心配しています。

能登の路やわけつつ入れば夏の海 

白波のリズムに任せ夏の海

二日目も好天に恵まれた。ガイドさんの話では能登は年の半分以上は天候に恵まれないとのこと、きのう今日のような海が青々とした穏やかな日は珍しいとのことだった。国道249号線の能登金剛の巌門に車を止め、レストランで美味しい昼食をいただいた。食後、たっぷりと時間を取っていただいたので、海の景観を写生する人、写真を撮る人、ゆっくりとビールなど飲んでくつろぐ人と散散でした。