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ときめきの日々を過ごしたい

一日に数本のバスを待つ老夫人

2010-06-26 10:52:49 | Weblog

 

梅雨冷に独りバス待つおばあさま

バス亭でバスを待っている老夫人の反対側の歩道のベンチに腰を下ろしておりますと、道を渡って「おめさんもバス待っているんかい」とおばあさんの声が聞こえてきた。私は少し驚いて「いいえ、ここで少し休んでいるんですよ」と答えた。おばあさんは「もう一時間もここでバスを待っているんで疲れちゃったよ」と笑っていた。人口減と同時に自家用車の時代。採算が合わないためバスの廃止が目立つ路線が増えた。車が運転のできない人や老人のために、「菜の花バス」という市営の福祉バスを安い料金で走らせている。従って何時間かの割合で一日数本しか走らない。益々弱者が住みにくい過疎の地方となっている。