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ときめきの日々を過ごしたい

片思いの人

2010-06-08 12:21:22 | Weblog

 秘めし人想へば汗の沁みにけり

 偶然に、40年以上も会うことがなかった片思いの秘めたる人と、歩くコースの新しく出来た「高橋まゆみ人形館」の前で遭遇した。私のほうは直ぐに、かの女性だと分かった。「こんにちはしばらくでしたねお元気でしたか、覚えていなさらないと思いますが長谷川です」と、自然体で挨拶した。女性は戸惑っていた様子でしたが、私を思い出したのか突如微笑を浮かべて、「あの長谷川さん」と言って思い出してくれた。一瞬安堵の気持ちがひろがった。彼女は数人の友達と来ていたようでしたので、長くは話すことが出来なかったが、また連絡下さいと、小さな紙に走り書きした、住所と電話番号のメモを渡してくれた。なんだか晴ればれとしたような冷や汗の出そうな一齣であった。

恋人になれず終ひよリラの花

三枝恵子


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6 コメント

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Unknown (会津マッチャン)
2010-06-08 18:25:38
よかったですね。
40年の歳月がさせてくれる心の動き、自分のことのようにほのかに浮かんできます。
なかなか戻ることのできない淡き気持ちが湧いてきました。

なぜか「高原の旅愁」が浮かんできました。私の青春の思いです。
”むかしの夢の 懐かしく
  訪ね来たりし 信濃路の
  山よ小川よ また森よ
  姿むかしの ままなれど
  なぜに彼の君 影もなし”
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秘めし人 (kei)
2010-06-09 00:38:52
マーヤンさんの「秘めし」お方のお話、もっとお聞かせくださいませ~。

40年以上の歳月を経て偶然の出会いですのに、わかるものなのですねえ!
それも特別な方だったためでしょうか。
「覚えていなさらないと思いますが」、優しい言葉です。「一瞬安堵の気持ち」、わかるようです、伝わります。よかったですね~。

さて、このあとは??
連絡方法もわかりましたことですし…。(笑)
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Unknown (べんちゃん)
2010-06-09 10:25:44
それは良かったね
それから?!?!
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マッチャンへ (マーヤン)
2010-06-09 15:57:08
相手が覚えてくれていたのが少しもの救いでした。一口に言って四十年、なにもかも変わるものですね。相手も直ぐ思い出せないほどに私が老人になった証拠です。多くは話せませんでしたけれど、年賀状くらいのやり取り位からぼちぼちと思っております。
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keiさんへ (マーヤン)
2010-06-09 16:04:12
誰にでも淡い青春がありますね。あのころの私は、仕事初め、人生もろもろと自信がなくだんまりのままでした。四十年とは長い月日ですね。忘れていたものが思いだしたようで、何か落ち着きません。年賀状の後、メールのやり取りでもと思っております。
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べんちゃんへ (マーヤン)
2010-06-09 16:17:27
あのころ、長野の仕入れ先の事務の女性でした。高校が私達と同じで、五年位後輩だったと思います。そんなこんなで話が合い、良く誘っては飲みに行ったものでした。彼女は夫が転勤族のようで定年で上田に落ち着いて五年になるそうです。戸惑ってはいましたが思い出してくれたのが、何よりな救いでした。
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