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ときめきの日々を過ごしたい

家内の親戚の姉さん逝く

2013-01-30 17:04:13 | Weblog

冬ざれや夢を観るかに昇天す

 


写真はネットから

 普段の顔そのままの良い顔して亡くなっていた。と、御線香を上げに行って帰って来た家内の一言であった。家内の義姉の実家、つまり姉さんの弟さんの妻が、一月二十九日の夕方腹が痛いと村の診療所の先生から診ていただき、薬を処方していたいただいて、その夜は薬を飲んで寝たと言う。姉さんは、家族が朝食になっても、珍しくおき起きてこないので不思議に思い、大学が休みで帰って来ている孫がお婆ちゃんを呼びに寝室に行くと、反応がなくすでに冷たくなっていたと言う。検診の結果、心筋梗塞で亡くなったと診断、一応不審死とみられ警察も調べに来たと言う。隣に寝ていた夫は何の苦しみもなく余りにも静かに亡くなったので、気が付かなかったという。六十九歳の死であった。家内は、孫にも恵まれ、夫と息子の三兄弟が仲良く経営している仕事を手伝いながら、そのかたわら「馬曲温泉」の食堂で甲斐甲斐しく働いていた姉さんは早すぎた死だったけれど、苦しむことなく逝ったこと、考えてみれば幸せだったかもしれないと一人で呟いていた。綺麗に化粧をしてもらった妻に、夫の兄さんいわく、四十六年前俺のところへ嫁に来た時と同じ顔のような気がすると言っていたと言う。感慨深い話だと思った私である。