踏まれても心機一転梅雨穂草
蔭(ほと)に生(な)り風化に強し梅雨穂草
次回の俳句教室に先生から戴いた兼題は「梅雨一切」とりわけ「梅雨穂草」だけは一句掲出とのことでした。私は「梅雨穂草」なる季語は初めてのことで良く理解しませんでしたが、先生の説明では「六月の梅雨時に詠みたく、良く詠まれるのが「梅雨穂草」で雑草の穂のことのようだ。秋を待たずして既に種を飛ばして繁殖を試みる雑草の生命力を詠うことが肝要とのこと、今朝歩いていますと、写真の「梅雨穂草」らしき一種が目に留まった。この「梅雨穂草」歳時記には無い季語で「岳」の主宰「宮坂静生」先生が今盛んに御研究の「地貌季語」です。