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本光寺さんの今月の聖語

2011-06-12 07:31:58 | Weblog

卯の花や非凡が故に流しけり

 

仏法と王法(世間法)は一体不可分の関係にある。その関係は、仏法主体中心であり、王法はその反映、影響である。それは、本末の関係である。仏法の顛倒は、世間の濁乱を招き起こす。体と影は不分で相即するのである。仏法の混濁・迷妄はそのまま世間に反映して悪影響を与える。源流が濁っていれ下流は清いはずがなく、、身が曲がっていては影が真直ぐなるはずはない。この関係を日蓮聖人は「法定まり、国すめり」といわれるゆえに国土の平安は仏法の正しい安定によるのである。かくて要するに、宗教の邪正と国家の消長はそのままに対応し比例する。日蓮聖人の「立正安国」主張はここに立脚する。日蓮聖人の一生の主張と課題と使命感あふれさせた「立正安国」・「立正」の意味はことのほか深重である。との法話、私見たいの凡人には何回読んでも、それこそ難解である。聖語はなんとなくわかるような気がしましたが、御遺文を見れば益々分からなくなる。